SMK<6798>が大幅反発。
18日には20インチの大型サイズに対応した静電容量方式タッチパネル「Wing Touch20」を開発したことを発表しており、これに対する受注拡大期待で見直されつつある。「Wing Touch20」ではフィルム/フィルムタイプのセンサー構造を採用することで軽量化を実現しており、今までに培ったスクリーン印刷技術を応用することで大型サイズへの展開に成功している。
古河機械金属<5715>=上値追いに拍車。
15年3月期は最終5.6%増益予想と好調、「産業機械部門が高台移転の復興需要の一巡で国内は伸び悩むものの、海外販売は一段と増勢でこれを補う公算が大きい」(業界アナリスト)という。一方、商業ビルについては、再開発した日本橋の自社ビルが満室状態、下期から稼働するなど収益寄与が本格化する。株式需給面では今月初旬に信託銀行経由で同社株を大量保有する動きが確認されており、上値思惑が膨らんでいる。
山陽特殊製鋼<5481>=3日続伸。
ここ戻り足鮮明で上値抵抗帯となっていた440円台を突破、13週・26週移動平均線のゴールデンクロスも接近しており、中期トレンドでも上昇転換を暗示している。自動車向け鋼材需要が好調で、軸受け鋼の市場シェア4割を誇る同社にもその恩恵は及んでいる。
アーク<7873>=ストップ高。
今朝のNHKニュースで、
オリックス<8591>は、経営の立て直しを進めてきた大阪の金型メーカー「アーク」を買収する方針を固めたと報じられたことを材料視している。この報道に対してアークでは、「当社が発表したものではない。当社株式取得については、本日開催の取締役会において方針を審議する予定であり、決定したら速やかに開示する」とのコメントを発表している。
山一電機<6941>=3日ぶりに反発。
半導体メーカーの設備投資マインドの回復を受け、収益の柱を担う半導体検査用ソケットが受注を伸ばしている。また、自動車の電装化進展で、電子部品点数が増勢、同社のコネクター部門も車載向けに改善が急となっている。ファンダメンタルズ面でも12年3月期、13年3月期の大幅最終赤字体質から脱却を果たし、継続企業の前提に関する注記についても前期末に解消していることで買い安心感が浮上している。
河西工業<7256>=5日ぶり急反発。
日産自動車<7201>は独ダイムラーとメキシコで小型高級車を共同生産することを決めたと22日付の日本経済新聞が報じており、海外での高級車ブランド「インフィニティ」生産体制強化の動きを強めている。そのなか、日産自向けを主力とする自動車部品会社で、自動車販売好調な北米やアジア向けに自動車内装部品の受注を伸ばしている同社にも連想買いが働いたかたちだ。