<動意株19日>(大引け)=医学生物、豆蔵HD、オリコンなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/06/19 15:11
 医学生物学研究所<4557.T>=ストップ高。同社はきょう、子会社のG&Gサイエンスと共同で、大腸がん治療に用いる抗EGFR抗体薬の投薬判断に有用なRAS(KRASおよびNRAS)遺伝子の変異を検出する試薬を開発したと発表。これが材料視された。この試薬は、欧州で体外診断用医薬品に必要な要求事項を満たしており、欧州指定代理人を通じて当局へCEマーク(欧州連合地域で販売される指定の製品に貼付が義務づけられている基準適合マーク)登録の通知が完了しているという。

 豆蔵ホールディングス<3756.T>=ストップ高。19日付の日本経済新聞は、「同社は日本マイクロソフトと組み、低コストで動画などのコンテンツ配信ができるクラウドサービスを7月に始める」と伝えた。同サービスでは、利用企業は大規模な設備を揃える必要がなく専用サイトに配信したい素材をアップロードするだけで、クラウド上で圧縮や暗号化などの処理ができ、スマートフォンやテレビなどに簡単に配信できるという。

 オリコン<4800.T>=後場急伸。同社はきょう、グループ会社のオリコン・エナジーと東京工業大学が共同研究講座の設置・運営に関する協定を締結したと発表。これが材料視されているようだ。共同研究講座では、マイクロ波を再生可能エネルギー分野に応用し、化石燃料対比で圧倒的な二酸化炭素排出削減を可能にする技術を開発することなどが目的。

 川崎地質<4673.T>=ストップ高。同社は18日の取引終了後、第2四半期累計(12~5月)単独業績について、売上高を従来予想の43億円から41億7700万円(前年同期比4.7%増)に下方修正した一方、営業利益を同1億円から1億5500万円(同80.2%増)へ上方修正したことが好感されている。前期からの繰越受注業務の東日本大震災復興関連業務などが順調に進捗したことに加えて、国土強靭化関連の構造物点検や維持管理業務などの特定率向上に向けた対応強化に取り組んだことが奏功した。

 シャープ<6753.T>=続伸。同社は18日、IGZO技術の応用と独自の回路設計手法により、形状ニーズに対応できる「フリーフォームディスプレイ」を開発したと発表、これが好感されている。従来製品は表示領域の外周部に、ゲートドライバと呼ばれる駆動用回路を配置する一定の額縁幅が必要なため、四角形状が一般的だった。「フリーフォームディスプレイ」ではゲートドライバを表示領域内にある画素内に分散して配置することで、表示領域にあわせた自由な形状のディスプレイ設計を実現している。

 日本電気硝子<5214.T>=5日続伸。同社は18日の取引終了後、約200億円を投じてマレーシア子会社の自動車部品などに使用される高機能樹脂強化用ガラスファイバーの生産能力を増強すると発表しており、これを好感した買いが入っている。ガラスファイバー溶融炉と成形、加工設備を導入し、15年4月をメドに生産を開始する予定で、自動車の軽量化などで需要が拡大する自動車部品向けなどの高機能樹脂強化用ガラスファイバーの供給能力向上を図る方針だ。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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