【売り】リブセンス (6054) 急騰後は、利益確定売りに押される可能性も = フェアトレード 田村 祐一

急騰後は、利益確定売りに押される可能性も

■注目銘柄
リブセンス (6054)

■注目理由
同社は、求人情報サイトの運営を手がけています。

4日の同社株価は、短期急騰後の利益確定売りに押され、陰線をつける可能性があると判断しました。

3日の同社株価は、ストップ高で引け、前日比17.18％高となりました。3日は、求人サイト運営関連の銘柄に資金が流入しました。5月15日に発表した第1四半期決算では、売上高9億8700万円（前年同期比＋15.3％）、営業利益1億3700万円（同－67.2％）、当期純利益8200万円（同－65％）と、増収となったものの大幅な減益となっています。

同社は求人情報サイトの運営が収益柱です。しかし、直近、SEO（検索エンジンの最適化）がうまくいっていない可能性が高いと考えられます。言い換えると、「アルバイト」というワードを「Yahoo!JAPAN」や「google」等で検索しても、検索上位に上がってこないという問題です。

アルバイト求人への需要は増加していますが、同社サイトは、検索上位に表示されないことから、同社運営サイトの価値が低下している可能性が高まっています。収益頭の求人サイトの運営への見通しが不透明な中では、これまでのような成長は期待できにくく、株価上昇が継続する可能性は低いと判断しました。

4日の株価については、寄り付き直後は買い優勢となる可能性もありますが、引けにかけて利益確定売りが出る可能性があると判断しました。