業績改善に期待
菓子の中堅企業で、傘下にスナック菓子の小池屋があります。2012年には増資で日清食品が第2位の株主となり、事業活動全般における協働関係を強化しています。
同社の注目ポイントは赤字だった業績が改善してきている点です。
2012年6月期に赤字転落したことから、2013年6月期は「すべてを変える。すべてを創り変える」をテーマに創業以来の大改革に着手。改革当初の一時的な落ち込みは大きかったものの、下半期は見事に黒字転換。
全社的なコスト削減、単品別のコスト管理の徹底や利益の出ない特売を避け販促費を抑制したことなどが奏功しました。そして2014年6月期は2011年6月期以来の通期での黒字となる見通しです。
具体的に2014年6月期第3四半期までの業績を見てみると、売上が前年同期比5.2%増の226億2600万円、営業利益が2億5600万円(前年同期は2億7100万円の赤字)、経常利益が2億8300万円(同2億2500万円の赤字)、純利益が1億4200万円(同1億6400万円の赤字)と、各段階の利益で黒字転換を果たしています。
「カラムーチョ」「すっぱムーチョ」等のオンリーワン製品に注力し、両ブランドの売上は前年同期比増収を達成。また新製品として2月に釜揚げ製法を使用した「頑固あげポテト」を立ち上げ、こちらも好調。もちろん、日清食品との協働の効果も出ています。
海外展開も積極的に行っており、台湾小池屋は過去最高売上・利益を見込んでいます。今後は日清食品の販売網を活かして更なる拡充が期待されるところです。
このように社内改革で収益力が強化され、日清食品との協働により、業績の大きな回復が期待できる点が同社の魅力です。
ちなみに2010年6月期には経常利益16億9200万円を計上していますが、長期的にはここまで戻ることも可能なのではないかと思います。なお、同社は有利子負債がゼロで健全な財務体質を有しており、変革できるだけの体力は有していると思います。このような点を評価して株価上昇が続いているのではないでしょうか。
今期通期の業績予想は売上が7.1%増の312億円、営業利益が3億8000万円(前年同期は1億9800万円の赤字)、経常利益が4億円(同1億2900万円の赤字)、純利益が2億2000万円(同1億600万円の赤字)。前年の赤字からの戻り幅を考えれば来期以降も大きな飛躍が期待できると思います。
同社の注目ポイントは赤字だった業績が改善してきている点です。
2012年6月期に赤字転落したことから、2013年6月期は「すべてを変える。すべてを創り変える」をテーマに創業以来の大改革に着手。改革当初の一時的な落ち込みは大きかったものの、下半期は見事に黒字転換。
全社的なコスト削減、単品別のコスト管理の徹底や利益の出ない特売を避け販促費を抑制したことなどが奏功しました。そして2014年6月期は2011年6月期以来の通期での黒字となる見通しです。
具体的に2014年6月期第3四半期までの業績を見てみると、売上が前年同期比5.2%増の226億2600万円、営業利益が2億5600万円(前年同期は2億7100万円の赤字)、経常利益が2億8300万円(同2億2500万円の赤字)、純利益が1億4200万円(同1億6400万円の赤字)と、各段階の利益で黒字転換を果たしています。
「カラムーチョ」「すっぱムーチョ」等のオンリーワン製品に注力し、両ブランドの売上は前年同期比増収を達成。また新製品として2月に釜揚げ製法を使用した「頑固あげポテト」を立ち上げ、こちらも好調。もちろん、日清食品との協働の効果も出ています。
海外展開も積極的に行っており、台湾小池屋は過去最高売上・利益を見込んでいます。今後は日清食品の販売網を活かして更なる拡充が期待されるところです。
このように社内改革で収益力が強化され、日清食品との協働により、業績の大きな回復が期待できる点が同社の魅力です。
ちなみに2010年6月期には経常利益16億9200万円を計上していますが、長期的にはここまで戻ることも可能なのではないかと思います。なお、同社は有利子負債がゼロで健全な財務体質を有しており、変革できるだけの体力は有していると思います。このような点を評価して株価上昇が続いているのではないでしょうか。
今期通期の業績予想は売上が7.1%増の312億円、営業利益が3億8000万円(前年同期は1億9800万円の赤字)、経常利益が4億円(同1億2900万円の赤字)、純利益が2億2000万円(同1億600万円の赤字)。前年の赤字からの戻り幅を考えれば来期以降も大きな飛躍が期待できると思います。