<動意株30日>(大引け)=KLab、UMNファーマ、前田建など

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/05/30 15:07
 KLab<3656.T>=一時ストップ高。主力のネイティブアプリ「ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル」の好調さを評価する買いが続いている。大和証券では28日付のリポートで、「ラブライブ!」の好調さは想定以上と指摘。同社は14年12月期の業績予想は非開示としているが、大和証券の従来予想の連結営業利益は9億4000万円から13億円に見直した。15年12月期の同利益は22億3000万円を見込む。

 UMNファーマ<4585.T>=後場ストップ高。午後2時ごろにアステラス製薬<4503.T>と共同で開発を進めている組み換えインフルエンザHAワクチン「ASP7374」(旧開発コードUMN-0502)について、インフルエンザの予防の効能・効果で、厚生労働省に製造販売承認申請を行ったと発表しており、これを好感する買いが集中した。

 前田建設工業<1824.T>=3日続伸。27日にトルコ大手建設・不動産会社とイスタンブール市に合弁会社を設立したと発表したことをきっかけに上値志向を強めており、トルコ国内と周辺国での免震・制震技術コンサルティング受注の拡大に期待が高まっている。今15年3月期の連結営業利益は前期比14.6%増の90億円を見込むなど足もとの好業績に加え、23日現在の信用倍率0.88倍、29日申し込み現在の貸借倍率1.48倍の好需給も株価を押し上げている。

 日本航空電子工業<6807.T>=3日続伸。株価は2007年7月以来、約7年ぶりとなる1900円台に上昇。シティグループ証券は29日、投資判断「買い」を継続するとともに目標株価を1800円から2100円に引き上げた。同社株は89年1月に2010円の最高値をつけている。同証券では、15年3月期の会社計画は保守的な印象と指摘。車載コネクターは、自動車市場の数量的な成長にハイブリッド車の構成比増加が追い風になるとみているほか、スマートフォンコネクターは数量成長が横ばいでも生産性の改善により増益が可能としている。

 ハピネット<7552.T>=3日続伸。7月10日に発売されるニンテンドー3DS用ソフト「妖怪ウォッチ2 元祖/本家」の前評判が高く、ゲームソフトを含めて「妖怪ウォッチ」関連商材の卸を担当する同社の業績拡大期待も高まっている。今15年3月期は通期連結営業利益で40億円(前期比2.9%増)と、前期に30.8%増と大幅な増益を達成した反動もあり小幅増益にとどまる見込みなものの、「妖怪ウォッチ」の人気ぶりを考えれば業績上振れへの期待が持てる状況だ。

 ウエスコホールディングス<6091.T>=急騰。同社が29日に14年7月期連結業績予想の増額修正を発表したことを好感している。売上高は90億2000万円から98億円(前期比15.8%増)へ見直したほか、営業利益は3億9000万円から8億7000万円(同3.1倍)へ増額修正した。主力の建設コンサルタント事業で、橋梁、トンネルなどの構造物の長寿命化を図るためのコンサルティング関連業務などが堅調に推移している。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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