<話題の焦点>=米国住宅着工件数、リーマン後の回復基調が続く

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/05/23 12:18
 米国の住宅着工件数は底堅く推移している。米商務省が16日発表した4月の住宅着工件数(季節調整済み)は年率107.2万戸と前月比13.2%増、前年同月比では26.4%増だった。1~3月は米国への寒波への影響もあり、不振が続いたが3月は昨年11月以来の水準に回復している。

 米国の住宅着工件数はリーマン・ショック前の07年前半には年率140万戸前後の水準だったが、09年4月には47.8万戸まで激減。その後、回復基調を続け100万戸水準へと回復してきている。先行きには強弱感も出ているが、米住宅市場の回復は米国景気に限らず日本企業にも追い風となっている。

 例えば、米国に塩ビ製造子会社シンテックを持つ信越化学工業<4063.T>には米住宅市場の好調が業績の強い追い風となっている。米国でセメント製造をする太平洋セメント<5233.T>にもプラス材料だ。また、クボタ<6326.T>や、やまびこ<6250.T>は米国での芝刈り機や刈払い機などが伸びている。さらに、ロードローラーを手掛ける酒井重工業<6358.T>も米国需要増加の恩恵を享受している。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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