<話題の焦点>=ヘルスケアREIT、成長戦略に絡み脚光、上場へ準備進む

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/05/09 12:01
 介護施設や病院などヘルスケア施設を専門に投資する「ヘルスケアREIT」が市場の注目を集めている。

 安倍政権の成長戦略では民間資金を活用した高齢者向け住環境の整備を掲げており、REITが資金供給する格好でのヘルスケア施設の充実が期待されている。すでに海外では、ヘルスケアREITは上場しており、日本でも登場が待たれる状況だ。老人ホームの入居待ちは40万人を超すといわれ需要は強い。ヘルスケア型は景気変動に左右されにくい、オフィス型に比べ高利回りも見込める。

 大和証券グループ本社<8601.T>は、グループ企業を通じて「日本ヘルスケア投資法人」を設立している。同投資法人は今秋以降、東証への上場が期待されている。

 また、シップヘルスケアホールディングス<3360.T>NECキャピタルソリューション<8793.T>、三井住友銀行は、ヘルスケアREITの立ち上げに向けた動きを進めている。ケネディクス<4321.T>や新生銀行<8303.T>など6社は資産運用会社を設立し、1000億円規模のREITを設立することを表明している。ニチイ学館<9792.T>や、やまねメディカル<2144.T>など介護関連銘柄にも注目したい。

◆主なヘルスケアREITの関連銘柄

シップHD<3360.T>NECキャピ<8793.T>、三井住友<8316.T>
 三井住友銀行を含む3社共同でヘルスケアREITの資産保有会社「SMBCヘルスケアホルダー合同会社」を設立
〇大和証G<8601.T> REITの「日本ヘルスケア投資法人」を設立
ケネディクス<4321.T>、新生銀行<8303.T>長谷工<1808.T>、LIXLIL G<5938.T>
 三菱UFJ信託、損害保険ジャパンを含む6社合同で資産運用会社「ジャパン・シニアリビング・パートナーズ」を設立。1000億円規模のREITを設立へ。
ニチイ学館<9792.T> 老人ホームなど介護施設を全国展開
やまねメディカル<2144.T> 首都圏を中心に介護施設を運営


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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