<動意株・16日>(大引け)=洋ゴム、北越工、プラズマなど
東洋ゴム工業<5105.T>=急反発。PER7倍台の割安感に加え、株式需給面からも信用倍率1.05倍と売り買い拮抗、一段の上値思惑を内包。大型タイヤではSUVなど大型車販売台数の多い北米の需要を取り込んでいる。また、今年からASEAN市場の開拓にも本腰を入れる構えで、北米同様にSUVなど大型車需要が旺盛な地域であるだけに業容拡大への布石が注目されている。直近ではイタリアの人気サッカークラブ「ACミラン」とプレミアムスポンサー契約を結んだことを発表、企業PR効果に対する期待も株価の刺激材料となりそうだ。
北越工業<6364.T>=4日続伸。主力のコンプレッサーが東南アジアや米国向け中心に好調で、利益を押し上げている。また、上海の関連子会社を持ち分法適用会社としたことに伴い、14年3月期営業利益は22億5000万円(前の期比53.9%増)で着地したもよう。続く15年3月期も、東南アジアや米国向け中心にコンプレッサーや発電機の売り上げが拡大する見通し。3月4日に東証2部から1部に市場変更となったことに関連して、流動性にも厚みが加わったこともプラス材料。現状の株価は、PER10倍台と依然として割安水準にある。
アドテック プラズマ テクノロジー<6668.T>=一時ストップ高。11日取引終了後に発表した今14年8月期の第2四半期(9~2月)の連結決算は前回予想を上回り、通期業績予想を大幅に上方修正、ファンダメンタルズの急好転が引き続き好感されている。通期は売上高50億5700万円(前期比35.1%増)、経常利益4億1300万円(前期1億2900万円の赤字)を見込み、第2四半期末と8月期末各々10円、年20円への復配を予定している。
ダイハツディーゼル<6023.T>=一時ストップ高。15日の取引終了後、集計中の14年3月期連結業績について、売上高を従来予想の550億円から575億円(前の期比5.5%増)へ、営業利益を同23億円から49億円(同76.3%増)へ、純利益を同13億円から27億円(同18.9%増)へそれぞれ上方修正したことを好感した買いが集中している。為替レートが想定よりも円安で推移したことに加えて、メンテナンス関連の売り上げが想定を上回ったことが要因としている。
若築建設<1888.T>=上伸。海上土木で豊富な実績を擁し、良好な受注環境のもと採算を重視した案件確保が功を奏している。本格化し始めた漁港復旧工事の受注が期待されるほか、羽田空港のハブ化構想など、中期的にも追い風は強い。14年度予算では公共事業費が2年連続で増加となり、政府は4~9月に執行を集中させる方針とみられ、主流となる港湾整備や防災・減災関連工事で同社の事業機会の拡大が期待される。
日本ゼオン<4205.T>=堅調。同社は合成ゴムのほか液晶パネル向け光学フィルムでも高シェアを擁しており、14年3月期はテレビ向け光学フィルムが好調で収益を牽引、営業利益は18.2%増の280億円を会社側は予想しているが、市場では20億円程度の上振れ余地が指摘されている。15年3月期は引き続き光学フィルムが好調、タイヤ向け合成ゴムも事業環境の改善を背景に国内を中心に伸びる見通しで、最終利益段階では連続ピーク利益更新が濃厚。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
北越工業<6364.T>=4日続伸。主力のコンプレッサーが東南アジアや米国向け中心に好調で、利益を押し上げている。また、上海の関連子会社を持ち分法適用会社としたことに伴い、14年3月期営業利益は22億5000万円(前の期比53.9%増)で着地したもよう。続く15年3月期も、東南アジアや米国向け中心にコンプレッサーや発電機の売り上げが拡大する見通し。3月4日に東証2部から1部に市場変更となったことに関連して、流動性にも厚みが加わったこともプラス材料。現状の株価は、PER10倍台と依然として割安水準にある。
アドテック プラズマ テクノロジー<6668.T>=一時ストップ高。11日取引終了後に発表した今14年8月期の第2四半期(9~2月)の連結決算は前回予想を上回り、通期業績予想を大幅に上方修正、ファンダメンタルズの急好転が引き続き好感されている。通期は売上高50億5700万円(前期比35.1%増)、経常利益4億1300万円(前期1億2900万円の赤字)を見込み、第2四半期末と8月期末各々10円、年20円への復配を予定している。
ダイハツディーゼル<6023.T>=一時ストップ高。15日の取引終了後、集計中の14年3月期連結業績について、売上高を従来予想の550億円から575億円(前の期比5.5%増)へ、営業利益を同23億円から49億円(同76.3%増)へ、純利益を同13億円から27億円(同18.9%増)へそれぞれ上方修正したことを好感した買いが集中している。為替レートが想定よりも円安で推移したことに加えて、メンテナンス関連の売り上げが想定を上回ったことが要因としている。
若築建設<1888.T>=上伸。海上土木で豊富な実績を擁し、良好な受注環境のもと採算を重視した案件確保が功を奏している。本格化し始めた漁港復旧工事の受注が期待されるほか、羽田空港のハブ化構想など、中期的にも追い風は強い。14年度予算では公共事業費が2年連続で増加となり、政府は4~9月に執行を集中させる方針とみられ、主流となる港湾整備や防災・減災関連工事で同社の事業機会の拡大が期待される。
日本ゼオン<4205.T>=堅調。同社は合成ゴムのほか液晶パネル向け光学フィルムでも高シェアを擁しており、14年3月期はテレビ向け光学フィルムが好調で収益を牽引、営業利益は18.2%増の280億円を会社側は予想しているが、市場では20億円程度の上振れ余地が指摘されている。15年3月期は引き続き光学フィルムが好調、タイヤ向け合成ゴムも事業環境の改善を背景に国内を中心に伸びる見通しで、最終利益段階では連続ピーク利益更新が濃厚。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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