米国株下げ止まりならドル円も102円台へ・・・・・

ＮＹ連銀指数とイェレン議長講演に注意しつつ・・・・

　昨日は、米小売売上高が予想を上回り、米金融大手の好決算も相まって、米国株が急反発。これを好感して、ドル円も一時102円の大台回復となりました。

　今夜は、ＮＹ連銀景況指数とイェレン・ＦＲＢ議長の講演が予定されていますが、指標が昨日に続いて予想を上回り、議長が元のハト派的なスタンスを示して、利上げに慎重な姿勢を示す事となれば、米国株の続伸も期待出来、ドル円は102円台をしっかりと回復するかもしれません。

　但し、昨今のドル円は、株式市場以上に、米国債市場との相関関係が強まっており、イェレン議長発言により、米国債利回りが大幅に低下する事となれば、ドル円は再び上値の重い展開に戻る可能性もあります。

　今週は、イースター週で、欧州市場では、休暇を取る参加者がそろそろ増え始めて来ています。この為、休暇前のポジション調整の動きが出易くなりますし、市場が次第に閑散となる為、方向感が定まり難い相場となる可能性もあります。それ故、相場は上昇しても長続きしない事も多いと思いますので、リスク管理を怠らない事も重要です。