パルコは後場切り返す、１４年２月期最終利益３３％増で着地

　パルコ<8251.T>が後場切り返した。同社は８日午後０時３０分、１４年２月期連結決算を発表した。売上高は２６４３億８４００万円（前の期比０．１％減）、営業利益は１２１億９６００万円（同１２．７％増）、最終利益は６７億７８００万円（同３３．３％増）で着地した。
　販売促進策として前の期に会員サービスを拡充した「ＰＡＲＣＯカード」の利用者拡大に注力したことや、スマートフォンやＳＮＳなどの普及の伴い、「ＬＩＮＥ」や、「ショッぷらっと」、「ＷＥＡＲ」など新たな宣伝手法を活用したことが奏功した。また、渋谷パルコや、名古屋パルコ、広島パルコなど主力店舗の改装を行い集客力を高めた効果もあった。
　１５年２月期連結業績については、売上高２７３０億円（前期比３．３％増）、営業利益１２２億円（同横ばい）、最終利益は６８億円（同０．３％増）と消費増税などに伴う反動減を考慮し、前期並みを見込んでいる。

パルコの株価は１４時２０分現在８４１円（△９円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）