<動意株・7日>(大引け)=東都水、丸一鋼管、東洋紡など

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/02/07 15:27
 東都水産<8038.T>=後場急伸。水産物卸の単価上昇や冷凍倉庫の好調、カナダ子会社の業績寄与などを背景に7日前引け後、14年3月期最終利益見通しを従来予想の7億円から9億円に増額、これが株価を後押ししている。株価は低位で材料株素地にも富み、短期筋の追随買いを誘っている。

 丸一鋼管<5463.T>=後場一段高。きょう午前11時20分に14年3月期の連結業績見通しを発表。売上高は従来予想の1357億円(前期比15.3%増)をそのままに、営業利益を同190億円から194億円(前期比25.9%増)へ、純利益を同121億円から131億円(同23.4%増)へそれぞれ上方修正したことが好感さた。数量増などによるコスト削減効果から原価単価が低減されたほか、在庫評価益も寄与したとしている。

 東洋紡<3101.T>=急反発。きょう午後1時に発表した14年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算は売上高2574億7800万円(前年同期比3.3%増)、営業利益153億2700万円(同41.8%増)と増収大幅増益を達成したことを受け、買い戻しが先行した。第3四半期は自動車向けにエンジニアプラスチックや海水淡水化用逆浸透膜が拡大、衣料用繊維も収益が改善した。

 SHINPO<5903.T>=急伸。6日、14年6月期連結業績予想の増額修正を発表した。売上高は29億9400万円から36億2000万円(前期比18.9%増)に見直したほか、営業利益は2億3300万円から4億円(同59.4%増)増額した。無煙ロースター専業メーカーである同社は、得意先である焼き肉店などの新規出店や既存店の店舗改装に絡む需要が増加し多くの受注を獲得した。また、利益率の高い製品の売り上げが伸びたことも利益の拡大要因となった。

 ニチユ三菱フォークリフト<7105.T>=大幅高で3日続伸。同社は6日に、14年第3四半期(4~12月)の連結決算を発表。経常利益は60億1800万円(前年同期比3.7倍)となり、通期計画の73億円(前期比3.4倍)に対する進捗率は82.4%に達した。国内に加えて米国や中国でもフォークリフトの需要が堅調に推移したほか、三菱重工業<7011.T>から昨年4月1日付でフォークリフト事業を受け継いだことが売上高を大きくアップさせた。

 河西工業<7256.T>=ストップ高。6日の取引終了後、14年3月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の1600億円から1760億円(前期比20.3%増)へ、営業利益を同60億円から80億円(同2.4倍)へ、純利益を同30億円から49億円(同3.6倍)へそれぞれ上方修正したことを好感。円高是正の進行に加えて、北米での自動車販売の好調が追い風となるほか、中国、アセアン地区での収益改善が予想を上回る見通しとなったことなどが要因としている。
 
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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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