一時的にユーロ急落も・・・・
本日は、ECBの金融政策理事会とドラギ総裁の記者会見が予定されており、市場は注目しています。市場では、今回は政策据え置きとの予想が大半ですが、政策金利である、リファイナンス金利(資金供給オペ金利)を0.1%~0.15%の幅で引き下げるとの見方も出来ると思っています。
今回、もし、リファイナンス金利をゼロ%に引き下げる場合、預金ファシリティー金利をマイナス領域に引き下げなければならず、「技術的な準備は出来ている」と公言してはいるものの、金融システムに大きなストレスを与える可能性が否定できないだけに、ECBとしてはおいそれとは踏み込めないものと思われ、それなら、アナウンスメント効果を得る意味からも、リファイナンス金利の小幅な引き下げの方が可能性は高いと思われます。
その他、過去に行ったLTRO(長期資金供給オペ)の早期返済を停止し、市場から流動性を吸収する措置を止める可能性もあると思われ、いずれかの緩和措置が行われる事となれば、ユーロは急落に転ずる可能性が高いと思います。但し、11月の利下げ発表時の値動きを振り返ってみますと、ユーロは急落したものの、ドラギ総裁の記者会見が始まると下げ止まり、その後は、材料出尽くしとなって、ショートカバーが強まり、下げ幅縮小となりました。
今回も、何らかの緩和措置が打ち出されれば、ユーロドル、ユーロ円ともに急落するものと思われ、その際には、ドル円も連れ安となるでしょうが、ユーロにショートカバーが入れば、ドル円も急反発に転ずるはずですから、ユーロが下落した処で、ドル円の押し目買いを狙うのも面白いかもしれません。
今回、もし、リファイナンス金利をゼロ%に引き下げる場合、預金ファシリティー金利をマイナス領域に引き下げなければならず、「技術的な準備は出来ている」と公言してはいるものの、金融システムに大きなストレスを与える可能性が否定できないだけに、ECBとしてはおいそれとは踏み込めないものと思われ、それなら、アナウンスメント効果を得る意味からも、リファイナンス金利の小幅な引き下げの方が可能性は高いと思われます。
その他、過去に行ったLTRO(長期資金供給オペ)の早期返済を停止し、市場から流動性を吸収する措置を止める可能性もあると思われ、いずれかの緩和措置が行われる事となれば、ユーロは急落に転ずる可能性が高いと思います。但し、11月の利下げ発表時の値動きを振り返ってみますと、ユーロは急落したものの、ドラギ総裁の記者会見が始まると下げ止まり、その後は、材料出尽くしとなって、ショートカバーが強まり、下げ幅縮小となりました。
今回も、何らかの緩和措置が打ち出されれば、ユーロドル、ユーロ円ともに急落するものと思われ、その際には、ドル円も連れ安となるでしょうが、ユーロにショートカバーが入れば、ドル円も急反発に転ずるはずですから、ユーロが下落した処で、ドル円の押し目買いを狙うのも面白いかもしれません。