<12日予想>上値の重さ意識し反落
あす(12日)の東京株式市場は、東京五輪決定後の3日続伸に対する上値の重さが意識され、日経平均株価は反落することになりそうだ。10日に五輪関連銘柄物色のリード役として、建設株が歴史的な活況をみせたものの、異常ともいえる急騰劇となったことから、早くも利益確定売りに反落する銘柄も多い。
11日の東京株式市場は、ややエネルギーは縮小したものの五輪関連銘柄物色が継続したことに加え、円安・ドル高進行を受けて輸出関連の主力銘柄が買い進まれる場面もあったが、その後は利益確定売りに値を消す展開となり、日経平均株価終値は、前日比わずか1円高の1万4425円と3日続伸。東証1部の売買代金は2兆2573億円と3日連続で2兆円台を上回っている。
市場関係者からは「五輪関連銘柄の循環物色は、エネルギーを徐々に縮小しながらもある程度続く可能性がありそうだ」との見方が出ている。実際に9日、10日の両日には、五輪関連銘柄物色のエネルギーに刺激を受けて、しばらく株式取引を休んでいた個人顧客から、売買を再開したいという問い合わせが証券会社に殺到したという。
全員で共有できるようなポジティブサプライズなニュースに飢えていたという前提があるなかで、2020年の夏季五輪東京開催は、個人投資家の株式市場回帰を後押しする大きな起爆剤といえる。個人投資家が株式投資に参加する動機には、金銭面の利益のほかに、投資対象となる銘柄を自分なりに発掘する楽しみや、テーマ株を循環物色する際に、連想ゲームで頭を働かせて先取りする功名心などがあることは確かだ。
11日の東京株式市場は、ややエネルギーは縮小したものの五輪関連銘柄物色が継続したことに加え、円安・ドル高進行を受けて輸出関連の主力銘柄が買い進まれる場面もあったが、その後は利益確定売りに値を消す展開となり、日経平均株価終値は、前日比わずか1円高の1万4425円と3日続伸。東証1部の売買代金は2兆2573億円と3日連続で2兆円台を上回っている。
市場関係者からは「五輪関連銘柄の循環物色は、エネルギーを徐々に縮小しながらもある程度続く可能性がありそうだ」との見方が出ている。実際に9日、10日の両日には、五輪関連銘柄物色のエネルギーに刺激を受けて、しばらく株式取引を休んでいた個人顧客から、売買を再開したいという問い合わせが証券会社に殺到したという。
全員で共有できるようなポジティブサプライズなニュースに飢えていたという前提があるなかで、2020年の夏季五輪東京開催は、個人投資家の株式市場回帰を後押しする大きな起爆剤といえる。個人投資家が株式投資に参加する動機には、金銭面の利益のほかに、投資対象となる銘柄を自分なりに発掘する楽しみや、テーマ株を循環物色する際に、連想ゲームで頭を働かせて先取りする功名心などがあることは確かだ。