「あと110円の上昇余地」
昨日の日経平均は218.13円高の14423.36円で取引を終了した。引き続きオリンピック関連が賑わったほか、シリア情勢がやや和らいだことから市場には買い安心感が広がった。日経平均は連日で窓を空けて上昇。先高観の強いチャート形状となっている。建設株や不動産株の一角には、「オリンピックは短命」との見方から大量のカラ売りが入っている。その一方で、引き続きオリンピック関連を材料視する動きが継続しており、カラ売り筋を踏み上げる動きが強まっている。そして今週末には3か月に一度のメジャーSQが控えている。14500円や14750円といった権利行使価格が意識されており、コールの売り手の先物ヘッジ買いが大量に入ってくる可能性がある。上昇スピードが加速するかもしれず、売り方はポジション縮小を余儀なくされるだろう。