「一時的な戻り余地はあるが・・・」
本日の日経平均は203.91円安の13338.46円で取引を終了した。一時、下落幅を拡大させる場面もあったが、引けにかけて下げ渋る展開。ローソク足では下ひげが出現した。株価急落の要因となったのが、シリア情勢の緊迫化。中東での地政学的リスクの高まりが、世界経済に影響を与えるとの見方が台頭。為替市場では円高・ドル安が進み、幅広い銘柄が売られた。それでも売り一巡後は、「シリアへの欧米による軍事介入は一時的」との見方が浮上。テクニカル的な突っ込み警戒感もあり、その後は押し目買いが優勢となった。日経平均の日足チャートでは、下影陽線が出現。窓を空けて下落しており、弱気相場へ突入したことを示唆している。大引けにかけてやや下げ渋ったものの、これは下方にテクニカルの壁が存在しているため。需給要因による上昇であり、「一時的な下げ渋り」と見るべきだろう。