「短期的には下方の窓までの下落余地」
本日の日経平均は9.63円高の13615.19円で取引を終了した。朝方は堅調に推移する場面もあったが、買い一巡後は売り圧力が優勢。その後はマイナスに転じる場面もあった。SQ(13640.03円)通過で安心感は強まったものの、新規の買い材料に乏しい状況。中国の好調な経済指標も強い押し上げ効果には至らなかった。日経平均の日足チャートでは、陰線のコマが出現。弱気相場が継続していることを示唆しており、依然として先安観の強いチャート形状となっている。焦点のテクニカルの壁はブレイクしたも同然。何度も13600円を下回る場面があり、ローソク足では明確な下ひげが出現しなかった。短期的には下方の窓(13213.55円-13354.70円)までの下落余地があり、来週早々にもこれを埋めることになるだろう。