「かなり強い動き、上段の窓に到達」

著者:黒岩泰
投稿:2013/08/05 07:43

「軸下向きを否定」

 先週末の日経平均は460.39円高の14466.16円で取引を終了した。朝方から米株高、円安を受けて堅調スタートとなった後は、さらに上値を試す展開。企業決算がおおむね評価されているほか、今晩の米雇用統計の回復にも期待。売り方の買い戻しを巻き込み、引けにかけて一段高となった。日経平均、TOPIXともに高値引け。日経平均の日足チャートでは、上段の窓(14376.01円-14533.21円)を一気に埋める流れ。すべて埋めることはできなかったが、かなり強い相場となっている。「窓・壁・軸理論」では軸下向きを完全に否定し、「水平以上」が確定。窓上限(14533.21円)までの若干の上値余地が残っていると言えよう。

「ミステリーゾーン」

 「下り坂のように見えて上り坂」――全国各地にこのような「ミステリーゾーン」が存在する。緩やかに山を登っているようなところで、線路をくぐるような道があれば、そのような不可思議な場所となってしまう。これは完全に人間の目の錯覚だ。
黒岩泰
株式アナリスト
配信元: 達人の予想