「下ひげは死守」
本日の日経平均は168.35円安の14562.93円で取引を終了した。朝方は堅調スタートとなったものの、買い一巡後は徐々に売り圧力が優勢。昨日決算発表をしたキヤノン(7751)が軟調な値動きとなったほか、ザラバに信越化学(4063)が予想を下回る業績予想を発表。日経平均は一時200円安に接近する場面もあった。それでも下落幅が限定的だったのは、企業決算に対する根強い期待感があったから。また、参院選終了後ということもあり、追加の政策に対する期待感も相場を下支えした。日経平均の日足チャートでは、陰線が出現。前日の安値を割り込んでおり、ちょっと弱めのチャート形状となっている。それでも7/19の下ひげ(14413.28円)や7/22の下ひげ(14514.29円)死守したことで、チャートはいまだに崩れていない。「窓・壁・軸理論」では、依然として「軸上向き」の可能性があり、売り仕掛けできないのが現状だ。