「軸上向きは否定できず」
本日の日経平均は68.13円高の14658.04円で取引を終了した。朝方は参院選での与党勝利、円安などを受けて買い先行となったが、買い一巡後は利益確定の売りが優勢。一時前日比マイナスに転じる場面もあった。それでも安値圏ではジワジワと押し目買いが入り、引けにかけては切り返す展開。最終的にはプラス圏を維持した。日経平均の日足チャートでは、連日の下影陰線が出現。先週末のローソク足の範囲内での値動きであり、強い方向性は示していない。再び下ひげが出現したことで、短期的には底固いことを示している。その一方で相変わらず高値圏では売り圧力が強く、15000円の手前付近には“壁”が存在している可能性がある。軸が下向きに傾いたかどうかは、先週末の下ひげ(14413.28円)をブレイクするか否かで決定されることになり、現時点では依然として「軸上向き」と判断せざるを得ないだろう。基本的には「買い」の場面であり、参院選後の余韻が継続していると思われる。