<動意株・11日>(大引け)=日油、ファルコム、テンポスなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2013/06/11 16:20
 日油<4403.T>=堅調。油脂技術をベースに総合科学分野で事業展開は多岐にわたる。年初から一貫した上昇トレンドで時価500円台前半は09年9月以来の高値水準にあるが、PERが10倍、PBRも1倍を割り込む水準で割高感は全くない。14年3月期は機能性フィルムなど高付加価値商品の寄与でピーク利益更新が濃厚とみられている点も買いを後押ししているようだ。

 日本ファルコム<3723.T>=ストップ高。看板タイトルの軌跡シリーズでは最新作の「英雄伝説 閃の軌跡(センノキセキ)」をPS3とPS Vita向けで9月26日に発売を予定。きょうは世界最大のゲーム見本市「E3」のプレスカンファレンスでソニーが次世代機「プレイステーション4」(PS4)の詳細を発表したことで参入ソフトメーカーに名を連ねている同社のPS4向けソフト開発にも再度期待が高まっている。

 テンポスバスターズ<2751.OS>=急伸。同社は10日決算発表を行い2014年4月期業績は大幅増益が見込まれていることが好感されている。今期の連結業績は、売上高は前期比11.1%増の180億円、純利益は同26.6%増の9億5000万円と過去最高益を見込む。中古厨房記事のリサイクル販売などを手掛ける同社は、個人飲食店を中心として店舗での接客や販売を行う店舗販売事業や飲食店事業などが堅調。株価は連結PER10倍前後の水準にあり割安感が出ている。

 ピーエイ<4766.T>=連日のストップ高。同社は求人情報誌発祥で、求人サイトを運営するほか人材派遣にも展開しているが収益環境は順風局面だ。アベノミクス効果は実勢経済にも徐々に浸透し、企業の求人需要に反映されている。その中、同社は前期の急回復に続き、今2月期も売上高が25%増の16億円、営業利益が43%増の2億円を見込むなど業績回復色が強い。元来、投機色の強い資金が物色ターゲットとしており、市場では「外資系ファンド資金の仕込みが噂されていた」(市場関係者)との観測も。

 アスカネット<2438.T>=大幅続伸。10日に発表された2014年4月期の業績予想は増収増益と増配が見込まれていることが好感された。今期の売上高は前期比7.7%増の48億8300万円、経常利益は同3.9%増の6億9000万円が予想されている。個人の写真集などをインターネットから受注し制作するパーソナルパブリッシングサービス事業や葬儀社や写真館との間にネットワークを構築し、葬儀に使用する遺影写真の合成・加工などを行い配信するメモリアルデザインサービス事業などが堅調に推移する見通しだ。

 GMOペイメントゲートウェイ<3769.T>=続急伸。2012年10月に設立したシンガポール子会社「GMO―PGシンガポール」を通じて、海外決済サービス「GMO―PG Global Payment」の提供を10月上旬から開始することを発表しており、地合い好転から再度評価される動きになっている。 海外各国へ進出するEコマース、ゲーム・デジタルコンテンツ販売などを行う非対面ビジネス事業者向けに、海外各国で最も利用されている現地通貨での決済サービスをシングルインターフェースで提供するもので、急速な経済発展で新興国でもEコマースなどITビジネスの普及が期待されるなかで同社の新サービスは日本企業の海外展開後押しするものとして期待される。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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