急激な円安の調整局面も
10日の東京外国為替市場は、99円ラインを挟んだもみ合いが予想される。想定レンジは1ドル=98円50~99円50銭、1ユーロ=128円00~129円70銭。9日は朝方に99円66銭と2009年5月以来、3年11カ月ぶりの円安水準を記録した。
日銀の量的・質的金融緩和で国債利回りが一段と低下したことにより、機関投資家が外債投資を本格化するとの観測が強まったことが円安を促した。ただ、今月に入り円は5円強下落しており、市場関係者からは「スピード調整に伴う円買い戻しも強まっている」という声が出ている。
実需筋からの円買いも入っている様子だ。この日、1ドル=100円のフシ目に接近したことで、いったん調整局面入りの可能性がある。100円近辺ではバリアオプションの存在も指摘されている。当面は98円後半から99円前半での値固めを経て、その後再度、100円を狙う局面が予想される。
日銀の量的・質的金融緩和で国債利回りが一段と低下したことにより、機関投資家が外債投資を本格化するとの観測が強まったことが円安を促した。ただ、今月に入り円は5円強下落しており、市場関係者からは「スピード調整に伴う円買い戻しも強まっている」という声が出ている。
実需筋からの円買いも入っている様子だ。この日、1ドル=100円のフシ目に接近したことで、いったん調整局面入りの可能性がある。100円近辺ではバリアオプションの存在も指摘されている。当面は98円後半から99円前半での値固めを経て、その後再度、100円を狙う局面が予想される。