株価指数先物【寄り前】 6万円を意識した押し目狙いのロング対応

配信元:株探
投稿:2026/04/23 07:52

大阪3月限ナイトセッション
日経225先物 59860 +60 (+0.10%)
TOPIX先物 3734.5 -19.5 (-0.51%)
シカゴ日経平均先物 59890 +90
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 22日の米国市場は、NYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が上昇。S&P500とナスダックは史上最高値を更新した。トランプ米大統領は前日の取引終了後に、イランとの停戦を延長すると自身のSNSに投稿。停戦は協議の終了までとしており、戦闘終結に向けた協議の進展が期待され、マイクロン・テクノロジーやブロードコムなど半導体株を中心に買われた。

 NYダウ構成銘柄では予想を上回る決算を発表したボーイングの上昇率が5%を超えたほか、アップル、アマゾン・ドット・コム、ユナイテッドヘルス・グループ、マイクロソフトが買われた。半面、スリーエム、ナイキ、IBM、ホーム・デポ、ハネウェル・インターナショナルが軟調。

 シカゴ日経平均先物(6月限)の清算値は、大阪比90円高の5万9890円だった。22日取引終了後の日経225先物(6月限)のナイトセッションは、日中比10円高の5万9810円で始まった。開始直後に軟化し5万9440円まで売られると、その後は5万9450円~5万9750円辺りで保ち合いを継続。終盤にかけてレンジを上抜けてプラス圏を回復し、引け間際に5万9920円まで買われ、日中比60円高の5万9860円で取引を終えた。

 日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買い先行で始まろう。しかし、トランプ大統領はイランとの停戦期間の延長を表明したが、イラン側は停戦延長を求めていないと主張。2度目の協議にメドが立たない状況のなかでは、積極的なロングを手控えさせそうである。WTI原油先物価格が1バレル=92ドル台に上昇していることも市場心理を神経質にさせよう。イラン革命防衛隊がホルムズ海峡で船舶2隻を拿捕したと報じられていることも重荷になる。

 もっとも、日経225先物は上向きで推移するボリンジャーバンドの+1σ(5万8340円)と+2σ(6万1290円)とのレンジが意識されている。週足では+1σ(5万8030円)と+2σ(6万0450円)とのゾーンになるため、オプション権利行使価格の5万9000円辺りを中心とした上下の権利行使価格となる、5万8500円から6万0500円のレンジを想定。ナイトセッションでは5万9000円を上回って推移していることもあり、6万円を意識した押し目狙いのロング対応になろう。また、このところ買い一巡後に弱含む場面があっても、終盤にかけて切り返す動きが目立っているため、ショートに傾けるポジションは控えておきたい。

 米国とイランのにらみ合いが続くなかで、日米ともに半導体やAI(人工知能)関連株への物色が目立つ。前日の東京市場でも指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角が買われて日経平均株価を牽引した一方で、東証プライムの騰落銘柄は値下がり数が8割を超えていた。

 足もとで強いリバウンドをみせているソフトバンクグループ<9984>[東証P]をみても、昨日は5727円まで買われ連日で年初来高値を更新した。ただし、昨年10月29日につけた最高値6923.8円から乖離があるため、引き続き資金が向かいやすいと考えられる。半導体やAI関連株への物色が継続するとみられ、日経平均型優位の需給状況になろう。なお、米国の時間外取引では予想を上回る決算を発表したテキサス・インスツルメンツの上昇率が10%を超えている。

 22日の米VIX指数は18.92(21日は19.50)に低下した。一時19.54をつけた後はマイナス圏での推移となり、75日移動平均線(20.65)と200日線(18.25)とのレンジ内での推移だった。ボトム圏での小動きだったことで、リスク選好に向かわせやすいだろう。

 昨日のNT倍率は先物中心限月で15.92倍(21日は15.72倍)に上昇した。昨年11月4日につけた15.79倍を突破している。アドバンテスト<6857>[東証P]やソフトバンクグループなど、半導体やAI関連株への資金流入が継続するなかで、NTロングへのバイアスが一段と強まる展開もありそうだ。

株探ニュース
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