大阪12月限ナイトセッション
日経225先物 51200 +670 (+1.32%)
TOPIX先物 3301.5 +23.5 (+0.71%)
シカゴ日経平均先物 51205 +675
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)
5日の米国市場は、NYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が上昇。10月の米ADP雇用統計で非農業部門の雇用者数が前月比4万2000人増え、市場予想(2万2000人増程度)を上回った。10月の米ISM非製造業景況感指数は52.4と8カ月ぶりの高水準になるなど、景気の底堅さを示す結果が相次いだことが投資家心理の改善につながった。売りが先行して始まったハイテク株の一角が買い戻されたことも相場を支えた。フィラデルフィア半導体(SOX)指数の上昇率は3%を超えている。
NYダウ構成銘柄では、アムジェン
シカゴ日経平均先物(12月限)の清算値は、大阪比675円高の5万1205円だった。日経225先物(12月限)のナイトセッションは、日中比80円安の5万0450円で始まった。5万0300円まで売られた後はロング優勢となり、米国市場の取引開始時にはプラス圏を回復。中盤にかけて5万1000円台に乗せると、終盤にかけて5万1380円まで上げ幅を広げる場面もみられ、5万1200円でナイトセッションの取引を終えた。
日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まりそうだ。米国市場が予想を上回る経済指標の発表を手掛かりに反発をみせたことで、東京市場でも前日の大幅な下落に対する自律反発が意識されそうだ。ただし、エヌビディアやマイクロソフトがプラス圏をキープできなかったほか、クアルコム
そのため、日経225先物は買い先行で始まるだろうが、買い一巡後は指数インパクトの大きいソフトバンクグループ<9984>[東証P]やアドバンテスト<6857>[東証P]をにらみながらの相場展開になりそうだ。なお、昨夕に「ユニクロ」の10月の国内既存店売上高を発表したファーストリテイリング<9983>[東証P]が、米預託証券(ADR)で2%あまり上昇していたこともあり、日経平均株価を下支えすることになりそうだ。
日経225先物はナイトセッションでボリンジャーバンドの+1σ(5万0870円)を上回ってきた。10月半ばの急落局面でも翌日には+1σを上回っていたこともあり、同バンドでの底堅さがみられるようだと、再び+2σ(5万2870円)とのレンジ内での推移が意識されてくる可能性がある。+1σを割り込んでくる局面では短期的にショートを誘うだろうが、押し目狙いのロング対応としつつ、オプション権利行使価格の5万0875円から5万1875円のレンジを想定する。
5日の米VIX指数は18.01(4日は19.00)に低下した。一時20.02まで切り上がる場面もみられ、200日移動平均線(19.39)を突破した。その後は下げに転じており、25日線(18.15)を割り込んで終えた。200日線水準が抵抗線として意識される形で下げに転じていることで、リスク選好に向かわせやすいだろう。
昨日のNT倍率は先物中心限月で15.41倍に低下した。NTロングの巻き戻しが強まるなかで一時15.31倍まで下げており、+1σ(15.39倍)を割り込む場面もみられた。ただ、その後は下げ幅を縮めて+1σを上回って終えているため、調整一巡から再びNTロングに振れる可能性は意識しておきたい。
株探ニュース
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6857
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