シャープ(6753)、続落、疑義注記を嫌気

著者:黒岩泰
投稿:2012/11/02 10:20

第4四半期の黒字化は鉛筆ナメナメ?株主代表訴訟リスクも

続落。引き続き軟調な値動きとなっている。昨日は取引終了後に決算発表を行ったが、そのなかで「継続企業としての疑義を注記」、本日の嫌気売りにつながっている。会社側は1-3月期は営業黒字になると豪語しているが、これは利害関係者に対しての表向きのパフォーマンスに違いない。銀行融資の前提が「黒字化見通し」であり、経営サイドはかなり鉛筆をナメナメしたのであろう。今後は台湾・鴻海精密工業との資本提携が白紙に戻った場合の、株主代表訴訟を警戒する必要があるだろう。
黒岩泰
株式アナリスト
配信元: 達人の予想

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