CDSは高止まり、破綻リスクは残る
軟調。主力銀行から再建計画が認められ、、本日中にも約3600億円の融資が決定する見通しと伝えられている。これ自体は買い材料だが、すでに報じられていた内容であり、逆に材料出尽くし感が強まっているようだ。これで何とか月末のCP(コマーシャルペーパー)償還の資金は調達できそうだが、「その次」が見当たらない。「資産売却、リストラが順調に進むのか?」「台湾・鴻海との資本・業務提携はどうなるのか?」など不透明要因は多く、積極的に買い進むのは難しいのだ。そうこうしているうちに、累積赤字が積み上がることも予想される。最終的に他社や国の支援を仰ぐにしても"株式価値の希薄化”は免れない状況であり、それが株価の上値を抑えている要因になっている。CDSは2300bp台で高止まり。相当の破綻リスクを示唆している。