【買い】フジ日本精糖(2114)  月別アノマリー戦略(10月編)=西村剛

著者:西村剛
投稿:2012/09/18 23:07

10月株式市場の買いの勝率は39%

【10月の株式市場の傾向について】
10月相場には、「頭を垂れる稲穂相場」という格言があり、
9月の売りが一巡した後の買いが先行しやすくなる月だと言われています。

では、実際に過去の株価データを基に検証を行ってみましょう。9月末に全銘柄を購入し、10月末に売却した場合の検証結果は以下のようになりました。

【検証結果】
勝率: 39.28 %
勝ち数: 21,661 回
負け数: 33,487 回
引き分け数: 1,244 回

平均損益(円): -4,496 円  平均損益(率): -1.50 %

過去の統計結果からみて、10月は下げ相場が多いと言えるでしょう。

10月が下落する要因は、
10月下旬から11月中旬にかけての3月決算企業の決算発表が考えられます。

決算発表を控え、不確定要素を嫌った投資家が、
ポジションを解消するする向きが強くなるからだと考えられます。


しかし、そんな下げ相場でも勝率の高い銘柄もあり、
10月に買いを狙ってみたいのがフジ日本精糖(2114)です。
同社は、関東、東北が地盤の精糖中堅。
同社を9月月末付近で買い、10月末で売ったときの成績は以下のとおりです。

【検証結果】
勝率: 100.00 %
 勝ち数: 8 回
 負け数: 0 回
 引き分け数: 0 回

 平均損益(円): 8,068 円  平均損益(率): 2.69 %
 平均利益(円): 8,068 円  平均利益(率): 2.69 %
 平均損失(円): 0 円  平均損失(率): 0 %


過去の検証上、9月におけるフジ日本精糖(2114)の成績はなかなかのものではないでしょうか。10月はぜひフジ日本精糖(2114)に注目してください。
西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想

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