昨日CBはストップ安、株式希薄化懸念も
売り一巡後は下げ渋る。昨日はドイツの格下げ(保有→売り)、GSの目標株価引き下げ(260円→190円)によって38年ぶりの安値を更新したが、本日は売り一巡後は下げ渋っている。短期的な突っ込み警戒感は強く、買い戻しや押し目買いが入っているようだ。外国為替市場での円安歩調を受けて、他の電機株が堅調に推移していることも要因になっている。しかし、昨日は第20回CBがストップ安となるなど、投資家のリスク回避姿勢は根強いほか、倒産保険であるCDSが依然として1100以上で高止まり。投資家の財務体質への疑念は払拭されておらず、本格的な株価上昇は難しいだろう。今後は株式希薄化なども予想され、株価は下値を切り下げる展開となりそうだ。