ドル、25年も堅調との予想多いものの懐疑的な見方も少なくない=NY為替
ドルは2025年も堅調との予想が多い。欧州は製造業の低迷から抜け出せずにいる一方、中国は不動産バブル崩壊の影響を抑えるのに苦戦している。そのような中、米経済は独り勝ちの成長を見せている。FRBが利下げに慎重姿勢を見せていることもドルを保有する魅力を高めている。
一方、米株式市場を押し上げているAIへの熱狂は、海外投資家を引き続き惹きつけている状況。多くの投資家はトランプ氏がホワイトハウスに復帰することで、米国の魅力はさらに高まると期待している。
2025年の主な推進要因は、トランプ氏の政策と、それらがインフレやFRBの政策スタンスに与える影響である可能性が高いとアナリストらは指摘する。
ただ、現在のドル高の継続性に疑問を抱いている向きが多いことも事実。投資家はトランプ氏の減税や規制緩和の公約による成長促進効果に過度に期待している。しかし、同氏が外国製品に関税を課すという脅しを実行に移せば、米経済に悪影響が及ぶリスクを市場は無視しているという。
米財政もトランプ氏の1期目よりも不安定になっており、単年度の連邦財政の赤字はGDPの6%を超えている。2016年には3.1%だった。
トランプ氏が公約する政策は、投資やリターンには素晴らしいものと思われるが、それを財政的に賄うことができるのかという点が失望を生むところだという。
ドルは第1四半期に勢いを失い、2025年末にはユーロに対して現在の水準から5%、円に対しては8%下落すると予想しているようだ。
USD/JPY 157.18 EUR/USD 1.0353 GBP/USD 1.2521
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
一方、米株式市場を押し上げているAIへの熱狂は、海外投資家を引き続き惹きつけている状況。多くの投資家はトランプ氏がホワイトハウスに復帰することで、米国の魅力はさらに高まると期待している。
2025年の主な推進要因は、トランプ氏の政策と、それらがインフレやFRBの政策スタンスに与える影響である可能性が高いとアナリストらは指摘する。
ただ、現在のドル高の継続性に疑問を抱いている向きが多いことも事実。投資家はトランプ氏の減税や規制緩和の公約による成長促進効果に過度に期待している。しかし、同氏が外国製品に関税を課すという脅しを実行に移せば、米経済に悪影響が及ぶリスクを市場は無視しているという。
米財政もトランプ氏の1期目よりも不安定になっており、単年度の連邦財政の赤字はGDPの6%を超えている。2016年には3.1%だった。
トランプ氏が公約する政策は、投資やリターンには素晴らしいものと思われるが、それを財政的に賄うことができるのかという点が失望を生むところだという。
ドルは第1四半期に勢いを失い、2025年末にはユーロに対して現在の水準から5%、円に対しては8%下落すると予想しているようだ。
USD/JPY 157.18 EUR/USD 1.0353 GBP/USD 1.2521
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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