ポンドは上値重い 今年も終盤に入る中でポンドロングの整理が出ている可能性も=NY為替
きょうもポンドドルは上値の重い展開となっている。きょうの為替市場はドル買いが一服し、ポンドドルも1.26ドル台まで買い戻されたが、動きは続かない。本日は対ユーロでも下落しており、ポンド安が目立つ。特にポンド売りの材料は見当たらないが、今年も終盤に入る中でポンドロングの整理が出ている可能性もありそうだ。
先週金曜日に米商品先物協会(CFTC)が発表したIMM投機筋の建玉報告によると、ポンドは5月以来の水準に買い越しが縮小していた。
今月発表の第3四半期の英GDPと9月の月次GDPが予想以上に弱い内容となったことから、英経済についても先行き不透明感が台頭している。ただ、賃金上昇率とインフレの低下が見られない中、英中銀の利下げ期待は後退し、12月はなしとの見方がなお圧倒的。
きょうはロンバルデリ副総裁の講演が伝わっていたが、「賃金上昇率とインフレ率が期待ほど急速に低下しないとの懸念がある中、英中銀は慎重に利下げを進めるべきだ」との考えを示していた。「英国はディスインフレに関して良い進展を遂げたとしながらも、根強いインフレの要因と労働市場の展開を巡る不確実性が懸念材料だ」と述べていた。
GBP/USD 1.2565 GBP/JPY 193.76 EUR/GBP 0.8353
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
先週金曜日に米商品先物協会(CFTC)が発表したIMM投機筋の建玉報告によると、ポンドは5月以来の水準に買い越しが縮小していた。
今月発表の第3四半期の英GDPと9月の月次GDPが予想以上に弱い内容となったことから、英経済についても先行き不透明感が台頭している。ただ、賃金上昇率とインフレの低下が見られない中、英中銀の利下げ期待は後退し、12月はなしとの見方がなお圧倒的。
きょうはロンバルデリ副総裁の講演が伝わっていたが、「賃金上昇率とインフレ率が期待ほど急速に低下しないとの懸念がある中、英中銀は慎重に利下げを進めるべきだ」との考えを示していた。「英国はディスインフレに関して良い進展を遂げたとしながらも、根強いインフレの要因と労働市場の展開を巡る不確実性が懸念材料だ」と述べていた。
GBP/USD 1.2565 GBP/JPY 193.76 EUR/GBP 0.8353
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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