ユーロ圏のインフレ低下で、ECBの利下げ継続余地が生まれる=NY為替
きょうのユーロドルは下に往って来いの展開が見られている。本日はウクライナ情勢への不透明感がさらに強まっており、プーチン大統領が核ドクトリンの改定を承認し、核兵器の使用基準を緩和したことで、市場は地政学的リスクを再燃させている。
そのような中でユーロドルは、ロンドン時間に1.05ドル台前半まで下落したものの、NY時間に入ってドルが戻り売りに押されていることから、ユーロドルは1.06ドルちょうど付近まで買い戻される展開。
エコノミストは、来年にユーロ圏のインフレが低下すれば、ECBは追加利下げがさらに可能になるとしたうえで、ECBによる追加利下げをあと5回、12月に1回、2025年第3四半期までに4回実施すると予想していると述べた。2025年のインフレを2.0%と予想しており、これは2024年の予想の2.3%からの低下を意味する。しかし、賃金とサービスインフレが依然高いことから、コアインフレは高水準で推移する可能性が高いとも指摘した。
なお、12月については一部から大幅利下げの期待が出ているが、ECB理事はその観測を否定しているようだ。
EUR/USD 1.0584 EUR/JPY 163.41 EUR/GBP 0.8351
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
そのような中でユーロドルは、ロンドン時間に1.05ドル台前半まで下落したものの、NY時間に入ってドルが戻り売りに押されていることから、ユーロドルは1.06ドルちょうど付近まで買い戻される展開。
エコノミストは、来年にユーロ圏のインフレが低下すれば、ECBは追加利下げがさらに可能になるとしたうえで、ECBによる追加利下げをあと5回、12月に1回、2025年第3四半期までに4回実施すると予想していると述べた。2025年のインフレを2.0%と予想しており、これは2024年の予想の2.3%からの低下を意味する。しかし、賃金とサービスインフレが依然高いことから、コアインフレは高水準で推移する可能性が高いとも指摘した。
なお、12月については一部から大幅利下げの期待が出ているが、ECB理事はその観測を否定しているようだ。
EUR/USD 1.0584 EUR/JPY 163.41 EUR/GBP 0.8351
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
最新人気記事
-
明日の株式相場に向けて=トランプ・エフェクトで防衛関連株に潮流 11/19 17:30
-
明日の株式相場に向けて=データセンター関連が電撃上昇 11/18 17:30
-
カドカワが後場に急騰、ソニーGが買収へ協議と伝わる◇ 11/19 14:51
-
「デジタルトランスフォーメーション」8位、AI技術でDXも更なる進... 11/19 12:21
-
「金利上昇メリット」が18位にランクイン、トランプ氏の政策意識し... 11/18 12:20