【本日の見通し】トランプトレード継続を意識しドル高の流れ続く

【本日の見通し】トランプトレード継続を意識しドル高の流れ続く
　　
　週明け、トランプトレード再燃の意識もあってドル高円安となった。先週は米大統領選の開票スタート時の１５１円台から１５４円台まで上昇。その後週末にかけて１５２円台前半まで売りが出る展開となったが週明け再びのドル高。トランプ次期大統領自体はドル安を望む発言を何度もしているが、同氏の公約から物価高によるドル高進行が見込まれることなどがドル買いを誘っている。
　　
　今日もドルは堅調な動きが見込まれる。昨日は米国がベテランズデーの祝日で、株式市場などは開いていたものの、銀行は本来休業日で債券市場が休み。為替取引は行われていたが、取引ボリュームはいつもよりも少なかった。今日は連休明けの米国勢がドル買いで参加するかがポイント。トランプラリー継続を意識した買いが入るようだと、ドル買いが強まる可能性が高い。
　　
　ドル円は１５４円台トライを意識する展開となりそう。
　　
　ユーロドルは一時１．０６台前半まで売りが出た。戻りが鈍く、下を試す展開が続く。ドイツの政治的混乱も含め、経済、政治情勢共に厳しい。米中関係の悪化警戒もユーロに重石となっている。一気に下がる展開には警戒感も、戻りでは売りが出る流れか。
　　
　ユーロ円はドル主導で不安定な動き。対ドル絵での売りが重石になり１６２円台を付けると、もう一段の売りがでそう。
　　
MINKABUPRESS 山岡