米10年債利回りは小幅低下 米CPIと米新規失業保険申請件数はまちまち=NY債券概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/10/11 05:50
米国債利回り(NY時間16:38)(日本時間05:38)
米2年債  3.962(-0.060)
米10年債 4.065(-0.008)
米30年債 4.363(+0.022)
期待インフレ率  2.329(+0.033)
※期待インフレ率は10年債で算出

 きょうのNY債券市場で10年債利回りは小幅に低下。この日は米消費者物価指数(CPI)と米新規失業保険申請件数が発表になったが、まちまちの内容であった。米CPIは予想を上回り、このところのインフレ低下の一服を示し、米新規失業保険申請件数は予想を上回り雇用の冷え込みを示した。

 ただ、FRBのスタンスを変える内容とまでは見られておらず、11月FOMCでの0.25%ポイントの利下げ期待に変化はない。

 この日は10年債入札が実施され、最高落札利回りが発行日前利回り(WI)を上回ったことで、利回りは上げ幅を伸ばす場面も見られたが、終盤に戻している。

 2-10年債の利回り格差は+10(前営業日:+5)と順イールドは拡大。

*米10年債入札結果
最高落札利回り 4.066%(WI:4.062%)
応札倍率    2.48倍(前回:2.64倍)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)