アジア株 豪州株は下落、小売売上高上振れで利下げ期待後退 1910年以来の記録的暖冬が影響

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/10/01 14:10
アジア株 豪州株は下落、小売売上高上振れで利下げ期待後退 1910年以来の記録的暖冬が影響

東京時間13:57現在
香港ハンセン指数   21133.68(休場)
中国上海総合指数  3336.50(休場)
台湾加権指数     22395.05(+170.51 +0.77%)
韓国総合株価指数  2593.27(休場)
豪ASX200指数    8194.90(-74.93 -0.91%)
インドSENSEX30種  84419.31(+119.53 +0.14%)

アジア株はまちまち。韓国、香港、中国は休場。

台湾株は反発、値ごろ感で買い戻されている。今まで中国株を軽視していた投資家が景気刺激策を好感して中国株に殺到、他のアジア株式市場から資金を中国に移していたようで、きのうの韓国株と台湾株は大幅下落した。

豪州株は反落、中国景気回復期待できのう史上最高値を更新したため、利益確定売りに押されている。鉄鉱石価格の上昇を受け連日大幅高となっていた素材関連が総じて下落している。また、豪中銀の利下げ期待も後退している。

豪州8月の小売売上高は予想以上に増加、今年1月以来の高水準となった。今年の冬は平年より3℃も高く1910年以降で最も暖かい冬だったことから、カフェやレストランで食事をするなど外食が増えたほか、衣類・履物、百貨店の伸びが目立った。また、政府のエネルギー価格高騰対策補助による減税も個人消費を押し上げた。9月1日の父の日に向けたプレゼントの購入や家族でピクニックやバーべーキューなども増えた。

豪中銀の利下げ開始時期が遅れる可能性があるものの、豪州市場にとっては中国の景気回復の方が大事だ。連休明け中国株が上昇するようであれば、豪州株も追随するだろう。チャーマーズ豪財務相は中国の景気刺激策は本当に歓迎すべき展開だとコメントしている。

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