10日の米株式市場の概況、NYダウ反落 銀行・エネルギー株売られる

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/09/11 08:12
 10日の米株式市場で、NYダウは前日比92.63ドル安の4万0736.96ドルと反落した。米大統領選のテレビ討論会を見極めたいとのムードが広がるなかで、JPモルガン・チェース<JPM>の社長が同社の経費や純金利収入に対するアナリスト予想は楽観的過ぎるとの見解を示し、銀行株への売り圧力が高まった。原油相場の下落を受けてエネルギー株も売られた。

 ゴールドマン・サックス・グループ<GS>やシティグループ<C>、モルガン・スタンレー<MS>が下落。シェブロン<CVX>やエクソン・モービル<XOM>が下値を探り、ボーイング<BA>やナイキ<NKE>が冴えない展開。ヒューレット・パッカード・エンタープライズ<HPE>が大幅安となった。半面、ウォルマート<WMT>やベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>がしっかり。オラクル<ORCL>とブート・バーン・ホールディングス<BOOT>が急伸した。

 ナスダック総合株価指数は141.277ポイント高の1万7025.880と続伸した。エヌビディア<NVDA>とアドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>が買われ、アマゾン・ドット・コム<AMZN>やテスラ<TSLA>、マイクロソフト<MSFT>が堅調推移。キャラボ・グロワーズ<CVGW>が大幅高となった。一方、アップル<AAPL>が軟調で、アイオニス・ファーマシューティカルズ<IONS>が安い。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ