ややポンド買われるも、全般的には方向性希薄 米大統領候補の討論会控えて=ロンドン為替概況
ややポンド買われるも、全般的には方向性希薄 米大統領候補の討論会控えて=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、全般的に方向性が希薄。そのなかではポンドがやや買われている。ロンドン早朝に発表された英ILO雇用統計では、失業率が低下する一方で、賃金上昇率が鈍化した。市場では9月の英MPCで政策金利が据え置かれるとの見方が優勢になっている。9月理事会での利下げ観測がコンセンサスとなっているECBとは対照的としてユーロ売り・ポンド買い圧力がみられている。ポンドドルは1.30台後半から1.31付近での上下動、ポンド円は一時188円台乗せも、その後は187円台前半まで押し戻されている。ユーロドルは1.1050近辺に高値を伸ばしたが、買いは続かず1.10台前半で推移。ユーロ円も158.60台まで買われるも、その後は158円付近に押し戻されている。8月独消費者物価指数確報値は前年比+1.9%と速報値から変わらずだった。ドル円は米債利回りや米株先物動向をにらみつつも、143円付近から143円台後半での振幅に終始している。明日の日本時間午前の米大統領候補のテレビ討論会、その後のNY時間の米消費者物価指数の発表などを控えて模様眺めムードが広がっている。
ドル円は143円台前半での取引。東京朝方の142.86近辺を安値に、その後は下げ一服。ロンドン序盤には米債利回り上昇に反応して143.71近辺に高値を伸ばす場面があった。しかし、買いは続かず143円付近まで反落。方向性に欠ける振幅となっている。このあとのNY市場では目立った米経済統計発表は予定されていない。あす日本時間午前の米大統領候補のテレビ討論会待ちとなっている。
ユーロドルは1.10台前半での取引。東京午前の1.1028近辺を安値に買われ、ロンドン朝方には1.1050近辺の高値をつけた。ただ、ポンドドルの上昇に連れ高となった面が強いようだ。その後は1.10台前半での揉み合いと、前日NY終値1.1035付近で推移している。ユーロ円は東京朝方の157.71近辺を安値に、ロンドン序盤には158.64近辺まで買われた。しかし、その後は158円台割れへと反落、上に往って来いとなっている。対ポンドではユーロ売りが優勢。9月の英欧中銀の金融政策スタンスの差に敏感に動いていたようだ。
ポンドドルは1.30台後半での取引。東京午前の1.3058近辺を安値に買われ、ロンドン早朝には1.3108近辺に高値を伸ばした。英雇用統計では失業率が低下、賃金上昇の伸びが鈍化した。市場での9月英政策金利据え置き観測が優勢になっている。ポンド円は東京朝方の186.81近辺を安値に、ロンドン朝方には一時188.10近辺まで高値を伸ばした。しかし、その後は上値を抑えられており、187円台前半へと反落している。ユーロポンドは軟調。0.8448近辺を高値に、0.8425近辺まで軟化した。9月の金融政策会合では英中銀は据え置き観測が優勢だが、ECBは利下げ観測が優勢とスタンスの差がみられている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
ロンドン市場は、全般的に方向性が希薄。そのなかではポンドがやや買われている。ロンドン早朝に発表された英ILO雇用統計では、失業率が低下する一方で、賃金上昇率が鈍化した。市場では9月の英MPCで政策金利が据え置かれるとの見方が優勢になっている。9月理事会での利下げ観測がコンセンサスとなっているECBとは対照的としてユーロ売り・ポンド買い圧力がみられている。ポンドドルは1.30台後半から1.31付近での上下動、ポンド円は一時188円台乗せも、その後は187円台前半まで押し戻されている。ユーロドルは1.1050近辺に高値を伸ばしたが、買いは続かず1.10台前半で推移。ユーロ円も158.60台まで買われるも、その後は158円付近に押し戻されている。8月独消費者物価指数確報値は前年比+1.9%と速報値から変わらずだった。ドル円は米債利回りや米株先物動向をにらみつつも、143円付近から143円台後半での振幅に終始している。明日の日本時間午前の米大統領候補のテレビ討論会、その後のNY時間の米消費者物価指数の発表などを控えて模様眺めムードが広がっている。
ドル円は143円台前半での取引。東京朝方の142.86近辺を安値に、その後は下げ一服。ロンドン序盤には米債利回り上昇に反応して143.71近辺に高値を伸ばす場面があった。しかし、買いは続かず143円付近まで反落。方向性に欠ける振幅となっている。このあとのNY市場では目立った米経済統計発表は予定されていない。あす日本時間午前の米大統領候補のテレビ討論会待ちとなっている。
ユーロドルは1.10台前半での取引。東京午前の1.1028近辺を安値に買われ、ロンドン朝方には1.1050近辺の高値をつけた。ただ、ポンドドルの上昇に連れ高となった面が強いようだ。その後は1.10台前半での揉み合いと、前日NY終値1.1035付近で推移している。ユーロ円は東京朝方の157.71近辺を安値に、ロンドン序盤には158.64近辺まで買われた。しかし、その後は158円台割れへと反落、上に往って来いとなっている。対ポンドではユーロ売りが優勢。9月の英欧中銀の金融政策スタンスの差に敏感に動いていたようだ。
ポンドドルは1.30台後半での取引。東京午前の1.3058近辺を安値に買われ、ロンドン早朝には1.3108近辺に高値を伸ばした。英雇用統計では失業率が低下、賃金上昇の伸びが鈍化した。市場での9月英政策金利据え置き観測が優勢になっている。ポンド円は東京朝方の186.81近辺を安値に、ロンドン朝方には一時188.10近辺まで高値を伸ばした。しかし、その後は上値を抑えられており、187円台前半へと反落している。ユーロポンドは軟調。0.8448近辺を高値に、0.8425近辺まで軟化した。9月の金融政策会合では英中銀は据え置き観測が優勢だが、ECBは利下げ観測が優勢とスタンスの差がみられている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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