午後:債券サマリー 先物は大幅続伸、日銀オペ「強め」で長期金利0.850%に低下

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/09/06 15:12
 6日の債券市場で、先物中心限月9月限は大幅続伸した。前日の米国市場で長期債価格が上昇(金利は低下)したことが支援材料となった。日銀が実施した国債買い入れオペが「強め」の結果と受け止められたことで、午後に上げ幅を拡大する展開となった。

 8月のADP全米雇用リポートは、非農業部門の雇用者数の伸びが市場予想を下回り、米連邦準備制度理事会(FRB)による大幅利下げ観測が強まったことで、米長期金利に低下圧力が掛かった。日銀は6日に実施した定例の国債買い入れオペは「残存期間5年超10年以下」と「同10年超25年以下」、「同25年超」の3本。このうち長期ゾーンとなる「同5年超10年以下」の応札倍率は2.08倍と、前回のオペを下回った。債券の保有ニーズを示唆する結果となり、需給面で買い安心感が広がったようだ。

 先物9月限は前営業日比24銭高の145円18銭で取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は0.850%と、前営業日比で0.020ポイント低下した。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

「#日銀」「#長期金利」 の最新ニュース