明日の為替相場見通し=米株や米金利の動向に注目
今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、米株式相場や米長期金利の動向に左右されそうだ。予想レンジは1ドル=144円00銭~145円30銭。
米半導体大手エヌビディア<NVDA>が28日の決算発表後に時間外取引で急落したことで、今晩の米株式相場の動向が注目されている。投資家のリスク回避姿勢が強まるようであれば、相対的に安全な資産とされる米国債が買われ(金利は低下)、日米金利差の縮小を見込んだドル売り・円買いが優勢となるだろう。また、日銀の氷見野良三副総裁が28日の会見で「経済・物価の見通しが実現する確度が高まっていくということであれば、金融緩和の度合いを調整していくというのが基本的な姿勢だ」と述べ、日銀による利上げ路線の継続が意識されやすいことも円買い圧力となる。ただ、米連邦準備理事会(FRB)が重視する米個人消費支出(PCE)コア指数の発表を30日に控えていることから一方向には持ち高を傾けにくく、過度なドル売りは抑制されそう。今晩に発表される4~6月期の米実質国内総生産(GDP)改定値や、前週分の米新規失業保険申請件数の結果を受け、米景気の減速懸念が和らぐかどうかにも関心が高い。
出所:MINKABU PRESS
米半導体大手エヌビディア<NVDA>が28日の決算発表後に時間外取引で急落したことで、今晩の米株式相場の動向が注目されている。投資家のリスク回避姿勢が強まるようであれば、相対的に安全な資産とされる米国債が買われ(金利は低下)、日米金利差の縮小を見込んだドル売り・円買いが優勢となるだろう。また、日銀の氷見野良三副総裁が28日の会見で「経済・物価の見通しが実現する確度が高まっていくということであれば、金融緩和の度合いを調整していくというのが基本的な姿勢だ」と述べ、日銀による利上げ路線の継続が意識されやすいことも円買い圧力となる。ただ、米連邦準備理事会(FRB)が重視する米個人消費支出(PCE)コア指数の発表を30日に控えていることから一方向には持ち高を傾けにくく、過度なドル売りは抑制されそう。今晩に発表される4~6月期の米実質国内総生産(GDP)改定値や、前週分の米新規失業保険申請件数の結果を受け、米景気の減速懸念が和らぐかどうかにも関心が高い。
出所:MINKABU PRESS
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