【海外市場の注目ポイント】パウエル米ＦＲＢ議長の発言など

【海外市場の注目ポイント】パウエル米ＦＲＢ議長の発言など
　　
　日本時間午後１１時にパウエル米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長が米カンザスシティ地区連銀主催の経済シンポジウム（ジャクソンホール会議）に出席する。パウエル米ＦＲＢ議長は７月３０日～３１日開催の米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）後の会見で、「9月の会合で利下げが選択肢になる可能性がある」と述べていた。２１日に公開された７月のＦＯＭＣ議事要旨でも、大多数の参加者は９月の利下げが適切になるだろうと認識していたことが明らかになり、市場では９月の利下げ開始が織り込まれている。一部では９月会合で０．５％の大幅利下げも予想されていることから、パウエル米ＦＲＢ議長が今回のジャクソンホール会議で利下げ幅や利下げペースに関する発言をするかどうかに注目が集まっている。９月会合での大幅利下げの可能性に言及した場合、ドルが売られる可能性がありそうだ。
　　　
　パウエルＦＲＢ議長の講演と同時刻の日本時間午後１１時には、７月の米新築住宅販売件数の発表も予定されている。大方の予想は年換算６２万３０００戸となっており、前月の６１万７０００戸から増加するとみられている。また、日本時間２４日午前０時にはジャクソンホール会議にてベイリー英中銀（ＢＯＥ）総裁の講演も予定されている。
　
MINKABU PRESS