◆ “巻き戻し”先行… - “146円台”へ
主要イベントを翌日に控える中、昨日は“巻き戻し”が先行しました。
米10年債利回りは“5営業日ぶりに上昇(→3.87%)”に転じる中、ドル円は“146.514円”へと値を戻しました。
ただ期待された新規失業保険申請件数は“3週連続改善”とはならず、“ポジション調整”の域を脱するには至りませんでした。
◆ そしていよいよ本日… - 閉会中審査&ジャクソンホール
こうした中、いよいよ本日は「閉会中審査(植田日銀総裁)」、そして「ジャクソンホール(パウエルFRB議長)」が行われます。
すでに前者は本稿執筆時に行われていますが、7月利上げについて『為替水準も勘案した』と明言したことを除けば、概ね想定通りといえます。
このためポイントは、やはり後者ということになりそうです。
昨日もコリンズ・ボストン連銀総裁&ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁は「9月利下げを支持」とはしたものの、「0.50%利下げの可能性」に言及することはありませんでした。
またシュミット・カンザスシティ連銀総裁は「9月利下げ判断の前にさらにデータを確認」と慎重姿勢を示しています。
「9月利下げ」が既定路線とされ、マーケットの関心が“その値幅ならびにペース”へと移行している中、果たしてパウエル議長はそこまで踏み込んだ発言を行うのか…?
◆ 現時点で“値幅・ペース”に言及することはないと考えるが…? - パウエル講演
「次回FOMC(9/17-18)」までには、まだ「米雇用統計」「米CPI」等が控えていますので、個人的には“その値幅ならびにペース”には現時点で踏み込むことはないと考えています。
そうなると“もう一段の巻き戻し”が発生する可能性は十分とは考えますが、こればっかりは蓋を開けるまでわからない…?
期待は大きいものがありますが、決め打ちすることなく、臨機応変な対応が求められる局面と考えたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※パウエルFRB議長講演が予定されていますので、さらに値幅を拡大しております。
149.371(8/15-16高値、7/3~8/5の38.2%戻し)
149.000(大台)
148.580(ピボットハイブレイクアウト)
148.211(8/15~8/21の76.4%戻し)
148.047(8/19高値、大台)
147.547(ピボット2ndレジスタンス)
上値5:147.493(8/15~8/21の61.8%戻し、20日移動平均線)
上値4:147.340(8/20高値)
上値3:147.000(大台)
上値2:146.906(8/21高値、日足・一目均衡表転換線、8/15~8/21の50%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値1:146.514(8/22高値)
前営業日終値:146.289
下値1:145.956(週足・一目均衡表先行スパン上限、大台)
下値2:145.842(20月移動平均線)
下値3:145.727(8/21~8/22の50%押し)
下値4:145.485(8/21~8/22の50%押し)
下値5:145.242(8/21~8/22の50%押し、ピボット1stサポート)
144.975(-1σ、大台)
144.852(8/22安値)
144.623(100週移動平均線、月足・一目均衡表基準線)
144.455(8/21安値)
144.249(8/7安値、ピボット2ndサポート)
144.000(大台)
143.608(8/6安値)
《10:45》
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