植田日銀総裁は慎重姿勢もさらなる利上げに前向きか 円全面高、ドル円145.30円

植田日銀総裁は慎重姿勢もさらなる利上げに前向きか　円全面高、ドル円145.30円

植田日銀総裁発言の内容は慎重なものの、追加利上げに前向きとの見方から円が対主要国通貨で上昇している。クロス円はじりじりと下げており、ドル円は145.30円まで下落している。

植田日銀総裁は、経済物価見通しの実現確度が高まれば金融緩和度合いを調整するという基本スタンスに変わりない。円安はインフレ見通しに影響を与える可能性がある。基調的物価は少しづつ上昇してきていると述べた。なお、先日の株価乱高下については、米国経済に対する懸念が高まったことが要因だと、あくまで米国のせいにしている。