続落、米景気悪化懸念の拡大を警戒=NY原油概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/08/21 05:41
NY原油先物10月限(WTI)(終値)
1バレル=73.17(-0.49 -0.67%)

 ニューヨーク原油の期近は続落。21日に米労働省の労働統計局(BLS)が発表する基準改定値(速報値)で、3月までの1年間の雇用者数の伸びが大幅に下方修正されるリスクがあることが相場を圧迫した。米金融大手各社が指摘している。毎月発表される米雇用統計ほど実際の雇用環境は堅調ではなく、米景気悪化懸念が強まり、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げ開始で遅れていることを示す結果となる可能性がある。

 時間外取引で10月限は軟調に推移し、一時72.54ドルまで下落したが、その後はプラス圏に切り返した。通常取引序盤にかけては74.38ドルまで強含み。ただ、上値は重く、マイナス転換して引けた。

MINKABU PRESS

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