外為サマリー:株高を手掛かりに一時147円10銭台に下げ渋る

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/08/14 10:16
外為サマリー:株高を手掛かりに一時147円10銭台に下げ渋る  14日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=147円09銭前後と前日の午後5時時点に比べて75銭程度のドル安・円高となっている。

 13日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=146円84銭前後と前日に比べて40銭弱のドル安・円高で取引を終えた。同日に発表された7月の米卸売物価指数(PPI)でインフレ鈍化が示され、米連邦準備理事会(FRB)が利下げに動きやすくなるとの見方から一時146円60銭まで軟化した。

 前日に米長期金利が低下したことから日米金利差の縮小を見込んだドル売り・円買いが入りやすく、この日の東京市場のドル円相場は軟調にスタートした。ただ、日経平均株価が続伸して始まるとリスク選好的なドル買い・円売りが流入し、午前9時00分過ぎには147円14銭まで下げ渋る場面があった。とはいえ、日本時間今晩に発表される7月の米消費者物価指数(CPI)を見極めたいとして模様眺めムードが広がりやすく、戻りは限定的となっている。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0991ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0060ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=161円68銭前後と同10銭程度のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ