米PPIの構成要素、PCEコアデフレータを予想の下限に押し下げ
この日発表の米生産者物価指数(PPI)を受けて、市場はFRBの9月利下げの可能性をさらに高めており、一部では0.50%ポイントの大幅利下げの可能性も復活させている。
エコノミストからは、明日の7月の米消費者物価指数(CPI)を確認する必要があるが、本日のPPIのいくつかの構成要素からは、7月のPCEコアデフレータを前年比2.7―2.8%という予想の下限付近になるとの見方が出ている。
PCEコアデフレータの金融サービス要素に含まれるPPIの項目は2.3%上昇し、これは予想よりも低いという。また、PPIの航空運賃は2.5%低下し、医療費はほぼ横ばいとなっていた。
ただ、PCEコアデフレータのバスケットに占めるPPIの構成要素の割合は30%未満であるため、予想をより正確なものにするためには、明日のCPIのデータを待つ必要があるとも付け加えた。しかし、現時点ではPPIをCPIの予想と組み合わせると、8月30日に発表される7月のPCEコアデフレータは前月比0.2%、前年比2.7%が推計されるという。
それは9月FOMCでの大幅利下げ、年内の計1.00%ポイントの利下げ観測を後押しするとしている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
エコノミストからは、明日の7月の米消費者物価指数(CPI)を確認する必要があるが、本日のPPIのいくつかの構成要素からは、7月のPCEコアデフレータを前年比2.7―2.8%という予想の下限付近になるとの見方が出ている。
PCEコアデフレータの金融サービス要素に含まれるPPIの項目は2.3%上昇し、これは予想よりも低いという。また、PPIの航空運賃は2.5%低下し、医療費はほぼ横ばいとなっていた。
ただ、PCEコアデフレータのバスケットに占めるPPIの構成要素の割合は30%未満であるため、予想をより正確なものにするためには、明日のCPIのデータを待つ必要があるとも付け加えた。しかし、現時点ではPPIをCPIの予想と組み合わせると、8月30日に発表される7月のPCEコアデフレータは前月比0.2%、前年比2.7%が推計されるという。
それは9月FOMCでの大幅利下げ、年内の計1.00%ポイントの利下げ観測を後押しするとしている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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