FE203Σの要素技術と最新技術を融合して現代にリニューアルしたフルレンジ、FE203Σ-RE数量限定にて登場

配信元:PR TIMES
投稿:2024/08/07 16:47



フォスター電機株式会社(フォステクス カンパニー プレジデント:田中英行/東京都昭島市/以下フォステクスカンパニー)は、「FE203Σ-RE」 を数量限定にて9月下旬より出荷いたします。

■製品概要
1979年(昭和54年)に発売したフルレンジスピーカーユニットFE203Σは、バックロードホーン型エンクロージャー専用として大変好評を得ていました。本製品はFE203Σを基に当時の要素技術と現代の最新技術を融合して造り上げたモデルです。FEシリーズのバックロードホーン専用モデルの原点を、現代の技術を投入してリニューアルしバックロードホーンの優れた特長を最大限引き出し存分にお楽しみいただける限定生産のスペシャルユニットです。

■主な特長
● 2層抄紙超叩解NUKP振動板
振動板は主材料にNUKP(*1)を採用し2層抄紙技術(*2)で製造しています。基層は長繊維パルプと短繊維パルプの配合比率を適正に調整した超叩解(*3)NUKPと、マニラ麻とミツマタの混合により適度な内部損失を保有しながら嵩高構造による剛性を両立しています。表層にはNUKPの短繊維パルプを配して振動板表面の高い伝播速度を実現しています。
これにより、原点であるFE203Σのバックロードホーン使用時の厚みと張りのある音色を基に、より実体感のある立ち上がりが良い中高域と、重心の低い厚みのある低域再生を可能にしました。
*1: Nadelholz Unbleached Kraft Pulp(針葉樹未晒しパルプ)
*2: 2層抄紙(特許取得済)とは弊社独自の技術で、2段階で抄紙することにより基層と表層、2層で1つの振
   動板を構成する製法です。
*3: 超叩解とは、長繊維パルプと短繊維パルプをそれぞれ別々に叩解し、混合して抄紙する製造技術です。

●  ハトメレスによる中音域の低歪み化
ボイスコイル引き出し線とティンセルワイヤーを接続するハトメを排除し中音域の高調波歪を低減しました。

●  ポケットネックダンパー
ボイスコイルとダンパー及びコーン紙の 3 つの振動系部品を同一円周上で接着するために、ポケットネックダンパー方式を採用しています。また、ダンパーの形状と材料は直線性の高い振幅特性を実現します。

● 大型2枚フェライト磁気回路
磁気回路にはΦ133 mmフェライトマグネットをΣシリーズならではの2枚重ねで採用し、十分な磁束密度を確保しています。ポール部に銅キャップを被せて電流歪みを低減。力強い音楽再生を可能にしました。

● FE203と同一取付ピッチのフレーム
FE203/204/206/207や最新のFE206NV2など、歴代の鉄板フレームモデルと同じ取付ピッチです。

● 金メッキ端子
入力端子は、ファストン205タイプの低損失金メッキ端子を採用。スピーカーケーブルの確実な接合に加えて、音質劣化を防いでいます。
■主な仕様
●型式 :20 cmコーン形フルレンジ ユニット
●インピーダンス : 8 Ω
●最低共振周波数(f0) : 54 Hz
●再生周波数帯域 : f0~18 kHz
●出力音圧レベル : 96 dB/1 w(m)
●入力 : 9W(NOM)
●Mo : 14.01 g
●Qo : 0.23
●実効振動半径 : 8.1 cm  
●マグネット質量 : 1,160 g/枚
●質量 : 4,080 g
●バッフル開口寸法 : Φ185mm
●推奨エンクロージャー方式: バ ックロードホーン
●付属品 : 木ネジ×4、ワッシャー×4、パッキン×1、安全上の注意

■周波数特性図



■外形寸法図



■エンクロージャー製作例



■製品外観








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