レジレス無人店舗「SECURE AI STORE LAB 2.0」開業から1周年で決済精度99%(※1)、SKU(※2)数は2倍に

配信元:PR TIMES
投稿:2024/08/06 18:17
AIを活用したリテールDX推進で省人化運営と万引き対策の両立へ

株式会社セキュア(本社:東京都新宿区 代表取締役社長:谷口 辰成、証券コード:4264、以下「セキュア」)が運営するSECURE AI STORE LAB 2.0(以下「AI STORE」)は、2024年7月3日で開業から1周年を迎えました。開業後もハード面、ソフト面ともに実証を重ね、精度向上に努め、取り扱いSKU(※2) 数はオープン当初の2倍となり、決済精度(※1)は99% を超えています。
リテールDX推進の一手として、AI STOREが実現を目指す活用シーンや、これまでの取り組みについてお知らせします。
(※1)(総購買数ーお客様からの修正依頼数)/ 総購買数 で算出
(※2)ストックキーピングユニット(Stock keeping Unit)の略。在庫管理上の最小の品目数を数える単位を表す。一つのアイテムを、サイズ、パッケージ、カラー、内容量などのより小さい単位で分類したものがSKU



■「SECURE AI STORE LAB 2.0」概要と開発の背景
“SECURE AI STORE LAB 2.0” は、2023年7月3日にセキュア本社が入居する新宿住友ビルB1階にオープンしました。
最新テクノロジーで未来のショッピングを体験いただける無人レジレス店舗です。棚の重量センサーを使用せず、天井に設置したカメラの映像をAI を用いて解析することで運用できるのが大きな特徴です。
AI STOREは、AIを活用した「実証実験」が行える研究所でもあります。各種の流通小売企業に先駆けて実験店舗をつくることで、導入しやすい適正価格で無人レジレス店舗の設備を開発できるノウハウを獲得することを目的としています。
AIを活用して在庫を把握し、消費者が興味を持ったものの購入に至らなかった商品の分析など、マーケティングにも活用できるようなソリューションの開発・提供を目指しています。




・参考
「ミニストップ ポケットでAIを活用したレジレス店舗実証を開始 ~顧客利便性の高い購買体験と運営効率化を実現したウォークスルー型店舗の商用化をめざす~」
https://secureinc.co.jp/news/detail.html?id=2020

「セキュア、NVIDIAパートナーネットワークに参画 ーAIを活用したDXの推進や自社のAI開発を加速ー」
https://secureinc.co.jp/news/detail.html?id=1962

「セキュアが運営する無人店舗でNTT東日本グループ テルウェル東日本との ウォークスルー型店舗商用化に向けた共同実験を開始」
https://secureinc.co.jp/news/detail.html?id=1865

「 SECURE AI STORE LAB 2.0を新規開発・オープン AIによるレジレス・無人店舗の運営を実用化」
https://secureinc.co.jp/news/detail.html?id=1696


■今後想定される活用シーン
レジ待ちをなくし、省人化運営を可能に
既存の什器を活用して導入可能な無人レジレス店舗は、今後様々な場所での展開が期待されます。特に混雑する場所において、接客を必要とせずお客様自身で商品を選び決済するようなシーンにおいては、レジ待ちがなくなることで、スムーズで短時間のお買い物が実現するとともに店舗運営の省人化、回転率アップが見込めます。また、カメラ映像のAI解析で自動決済されるため、万引きの可能性が限りなくゼロとなります。

1.スタジアム・ドーム内のグッズショップや売店
スポーツの試合やコンサートなどが行われるスタジアムやドームで、公式グッズや飲料、軽食をレジレス無人店舗にすることでレジ列が解消されます。運営側は商品の補充タイミングをカメラ映像を通して遠隔で確認できます。

2.スーパーマーケット、食料品店
店舗の一角を無人レジレス店舗にし、日用品や飲料、菓子など購入頻度が高い商品を陳列することで店内と無人店舗のダブルで売上を立てられるだけでなく、無人店舗のみ24時間営業にすることも可能です。

3.コンビニエンスストア
有人レジ、セルフレジで課題となっている、人手不足、万引きによる商品ロスを同時に解消します。お客様はより短時間でのお買い物が可能です。

4.ショッピングモール等の商業施設
無人店舗をPOP UP SHOPにすることで時節に合わせた商品展開を販売員なしで運営できます。施設側は複数店舗のよく売れる商品を一つの店舗に集めたり、地域のブランドを試験的に導入したりと、実証実験場所のような活用も見込めます。

5.移動型コンテナ(イベント会場)
イベント会場にて臨時のコンテナ店舗を設置する際、レジ対応人員なしで24時間店舗を運営できます。カメラの映像と決済データから在庫把握が可能なため、商品補充を最小限に抑えることができます。


■重量センサーを用いず映像解析のみで運営するメリット
重量センサーが無くなることで、什器側の制約が低減でき、店舗デザインの選択肢を広げられます。また、センサー数が大幅に減ることでメンテナンスの頻度等、保守運用のコストを低減できます。
お客様が商品を違う棚に戻した場合等も映像解析で認識できるため、今まで無人店舗の制約となっていた手間や性善説に頼っていた運用の問題等、重量センサーを用いた方式では解決できなかった課題を減らせています。


■開業後から現在までの取り組み
1.決済精度
[(総購買数ーお客様からの修正依頼数)/ 総購買数 ]でお買い物内容が正しく認識された割合を出しています。決済精度が上昇した要因として、システム調整を重ねたことで動作が安定したことが挙げられます。
・オープン当初4カ月間(2023年7月~10月):修正対応率4.8% 決済精度95.20%
・直近4カ月間(2024年4月~7月):修正対応率0.95% 決済精度99.05%

2.展開SKU数
・オープン当初:約150
・現在:約300 ※季節や実証実験等で変動あり

3.展開商品カテゴリー
・オープン当初 :軽食、菓子、日用雑貨、常温飲料
・現在:上記に冷蔵商品(コーヒー、ジュース、ゼリー等)の取扱を追加


■今後の展開
コンビニエンスストアやショッピングモールなど、人手不足に悩む小売業界の企業様とともに、無人レジレス店舗運用の実証実験、その後の本格導入に取り組みます。セキュアが目指す安心安全でスマートな社会作り実現のため、そして社会課題解決の一つの手段として、AI STORE運営を通してさらに技術力や運営ノウハウを磨いてまいります。


■ セキュアについて
会社名 : 株式会社セキュア
所在地 : 〒163-0220 東京都新宿区西新宿二丁目6番1号 新宿住友ビル20階
代表者 : 代表取締役社長 谷口 辰成
設 立 : 2002年10月16日
URL : https://secureinc.co.jp/
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配信元: PR TIMES

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