米外為市場サマリー:良好な米経済指標を受け144円80銭台に下げ渋る場面も 

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/08/06 07:57
米外為市場サマリー:良好な米経済指標を受け144円80銭台に下げ渋る場面も   5日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=144円18銭前後と前週末に比べて2円35銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=157円90銭前後と同2円00銭程度のユーロ安・円高だった。

 米景気の先行き懸念などを背景とした世界的な株安で、投資家のリスク回避姿勢が強まるなか低リスク通貨とされる円が選好され、ドル円相場は日本時間夕方に一時141円70銭近辺と1月上旬以来およそ7カ月ぶりの円高・ドル安水準をつけた。ただ、海外市場では値ごろ感が意識され下げ渋る展開。米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した7月の非製造業景況感指数が好不況の分かれ目となる50を2カ月ぶりに上回ったことがドルの支援材料となり、ニューヨーク市場では144円89銭まで戻す場面があった。とはいえ、NYダウをはじめ米主要株価指数が大幅安となったことが影響し、ドルを買い戻す動きは続かなかった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0952ドル前後と前週末に比べて0.0040ドル程度のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS
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