午後:債券サマリー 先物は続急伸、長期金利は0.955%に急低下
2日の債券市場で、先物中心限月9月限は続急伸した。米国の景気減速懸念を受けて前日の米国市場で長期債価格が上昇(金利は低下)した。日経平均株価が2200円を超す急落となり、投資家心理が悪化するなかで、安全資産とされる国債に資金を振り向ける流れとなり、円債相場を支援した。
7月の米ISM製造業景況感指数が前月から低下し市場予想を下回った。米週間新規失業保険申請件数を含め一連の経済指標を受けて米国の景気減速リスクへの警戒感が高まった。米長期金利は低下して節目の4%を下回った。
日銀が2日実施した定例の国債買い入れオペは「残存期間1年以下」と「同1年超3年以下」、「同3年超5年以下」「同5年超10年以下」の4本で、オファー額は7月31日に示した計画通りとなった。買い入れ結果は総じて無難と受け止められた。日経平均が午後に下げ幅を拡大するのにあわせて、債券先物は上昇指向を強める展開となった。
先物9月限は前営業日比84銭高の143円80銭で取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.080ポイント低い0.955%に水準を切り下げた。
出所:MINKABU PRESS
7月の米ISM製造業景況感指数が前月から低下し市場予想を下回った。米週間新規失業保険申請件数を含め一連の経済指標を受けて米国の景気減速リスクへの警戒感が高まった。米長期金利は低下して節目の4%を下回った。
日銀が2日実施した定例の国債買い入れオペは「残存期間1年以下」と「同1年超3年以下」、「同3年超5年以下」「同5年超10年以下」の4本で、オファー額は7月31日に示した計画通りとなった。買い入れ結果は総じて無難と受け止められた。日経平均が午後に下げ幅を拡大するのにあわせて、債券先物は上昇指向を強める展開となった。
先物9月限は前営業日比84銭高の143円80銭で取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.080ポイント低い0.955%に水準を切り下げた。
出所:MINKABU PRESS
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