ＦＲＢの決定はＡＰＡＣに緩和余地をもたらす可能性＝ＮＹ為替

　きょうは午後にＦＯＭＣの結果発表が予定されているが、ＦＲＢの決定はＡＰＡＣ（アジア太平洋）に緩和余地をもたらす可能性があるとの指摘が出ている。「今週の３つの主要中銀の決定のうち、ＡＰＡＣの政策決定者にとって最も重要なのはＦＯＭＣであろう。ＦＲＢの決定は、ドルと世界の資金の流れに大きな影響を与える可能性があり、最も重大なものだ」と指摘。

　ＦＲＢは、今回は政策を据え置くとの見方が大勢を占めているが、ＦＲＢの選択肢はハト派姿勢を強調するか、それとも予想以上の大幅利下げを示唆するかのどちらかだという。

　ＦＲＢの利下げは米経済と密接な貿易関係にあるアジア経済にとっては歓迎すべきニュースであろう。ドル安も歓迎すべきことで、アジア通貨への圧力を軽減する。そうなれば、アジアの中央銀行に政策緩和の余地を与えることになると述べている。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美