アジア株 上海株は大幅高、久々に政府系ファンド動き出す 豪州株上げ拡大、CPI受け利上げリスク後退

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/07/31 14:25
アジア株 上海株は大幅高、久々に政府系ファンド動き出す 豪州株上げ拡大、CPI受け利上げリスク後退

東京時間14:04現在
香港ハンセン指数   17351.13(+348.22 +2.05%)
中国上海総合指数  2932.32(+52.93 +1.87%)
台湾加権指数     22240.27(+16.70 +0.08%)
韓国総合株価指数  2751.66(+13.47 +0.49%)
豪ASX200指数    8068.40(+115.22 +1.45%)
インドSENSEX30種  81724.69(+269.29 +0.33%)

アジア株は軒並み上昇。

豪州株は大幅上昇、第2四半期CPIで注目されるトリム平均前年比が+3.9%と前回から伸びが鈍化。2022年第1四半期以来、約2年ぶりに4.0%大台を割り込んだことで、年内の追加利上げリスクが後退している。豪中銀の次の行動は利上げではなく利下げとの見方が強まった。

香港株は大幅反発、中国株大幅上昇を受け上げ幅を拡大している。薬明生物技術や無錫薬明康徳新薬開発など医療品関連が大幅高。シャオミやネットイース、テンセントホールディングス、美団、レノボなどハイテク関連も総じて上昇している。

時間外でナスダックが0.8%上昇していることが好感されており、台湾株はプラス圏を回復している。

上海株は大幅高、1週間ぶり高値をつけている。中国製造業PMIが発表されるやいなや上げ幅を拡大。
朝から中国AMC・CSI500のETFに資金が流入、同指数は3%超上昇。今年2月以来の上昇率。AMC・CSI500は中国政府系ファンドが好むETFの1つであるため、同指数が大幅上昇しているということは、株安に歯止めをかけるため政府系ファンドが動いた可能性がある。

きょう発表された中国7月の製造業PMIは前回から縮小し2月以来の低水準となったものの、市場予想と一致した。非製造業PMIも縮小したが19カ月連続で好不況の分かれ目である50を上回った。あすは中小企業を対象とした財新の製造業PMIが発表される。

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)