◆ さらに“下落”も、最後は“巻き戻され”… - 一時“151円台”
ようやく“一服”…。
リスク回避姿勢を背景にして急落した“円買い”は、ドル円を一時“152円割れ(安値は151.955円)”へと誘いました。
一方で“下落往き過ぎ感”が蔓延する中、強めの米GDPにて“154.312円”へと巻き戻される動きも見られています。
“上を下への乱高下”といえますが、NYダウが一応小反発したことを考えると、“ストップロス”に絡む動きは一服と見てもよさそうです。
◆ あくまで“結果次第”、それまでは“様子見”になりやすい - 米PCEコア・デフレータ
こうした中、本日は注目のPCEコア・デフレータが予定されています。
前記強めの米GDPにて一旦流れは変わった印象はありますが、短期金融市場ではまだ「9月利下げ(ほぼ100%)」「年内3回利下げ(約60%)」を織り込んだままとなっています。
そうなるとこのPCEが「どこまで鈍化するか?それともしないか?」の違いによって、また思惑がガラッと変わるといった可能性は否定できないところです。
一方で日銀に関しては「追加利上げ」への思惑が高水準で維持されていますが、今朝発表の東京都区部CPIが“予想通り(+2.2%)”となったことで、“決定打に欠く”という流れになっています。
そうなると前記PCE発表までは“様子見ムード”となりやすく、“上を下へ”と揺れ動きはするものの、“方向感定まらず”となる可能性が高い…?
◆ ただ“200日線”の攻略失敗の形となるだけに・・・。
テクニカル的に見ると、昨日の急落は“200日移動平均線(本日は151.593円)”の攻略失敗と見るのが妥当といえます。
それだけに冒頭で記した“一服”が下値を支えると見ますが、それで“上値模索再開”と判断するのはまだ早計といえそうです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
156.216(7/16~7/25の61.8%戻し)
155.988(7/24高値、日足・一目均衡表先行スパン下限、大台)
155.870(-1σ)
155.773(7/3~7/25の38.2%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
155.606(7/19~7/25の61.8%戻し、20週移動平均線)
155.504(100日移動平均線)
上値5:155.403(7/16~7/25の50%戻し、日足・一目均衡表転換線)
上値4:155.000(大台)
上値3:154.909(7/19~7/25の50%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値2:154.589(7/16~7/25の38.2%戻し)
上値1:154.312(7/25高値、7/3~7/25の23.6%戻し水準)
前営業日終値:154.026(大台)
下値1:153.924(週足・一目均衡表基準線)
下値2:153.412(7/25安値後の38.2%押し)
下値3:153.127(-2σ、7/25安値後の50%押し)
下値4:153.000(大台)
下値5:152.855(7/25安値後の61.8%押し)
152.550(ピボット1stサポート、7/25安値後の76.4%押し)
151.955(7/25安値、大台)
151.855(5/3安値)
151.682(4/10安値)
151.568(4/8-9安値、200日移動平均線)
《10:55》
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